白と黒
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白と黒
- 横溝正史の推理小説。以下で詳述。
- 1928年に公開された日本映画。深川ひさし監督、藤間林太郎・歌川八重子出演。
- 1963年に公開された日本映画。堀川弘通監督作品。白と黒 (映画)を参照。
- 2005年に発売された谷山浩子のベストアルバム。白と黒 (谷山浩子)を参照。
- 2008年に放送される東海テレビ製作の昼ドラマ。白と黒 (昼ドラマ)を参照。
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『白と黒』(しろとくろ)は、推理作家・横溝正史の長編推理小説。角川文庫『白と黒』(ISBN 4-04-130413-X)に収録されている。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。
目次 |
[編集] あらすじ
昭和35年10月11日、金田一耕助は、古いなじみの元ホステス・須藤順子の案内で、彼女の住む日の出団地を訪れた。近頃団地内に怪文書が出回っており、それが順子を悩ませているという。
Ladies and Gentlemenという書き出しで始まるその文書は活字を切り貼りして作られており、順子の夫・達夫に宛てて順子の不倫を暴露したものだった。
一方その頃、団地内のダストシュートで塗装用タールの下敷きとなった女の変死体が発見され、身につけた物から、女は団地近に隣接する洋裁店・タンポポの主人と見られていた。
[編集] 登場人物
- 金田一耕助(きんだいち こうすけ)
- 私立探偵。
- 横溝正史(よこみぞ せいし)
- S・Y先生。「カピ」という柴犬を飼っている。
- 宇津木慎策(うつぎ しんさく)
- 毎朝新聞の記者。
- 等々力大志(とどろき だいし)
- 警視庁警部。
- 山川(やまかわ)
- 警視庁警部補。捜査主任。
- 江間(えま)
- 警視庁刑事。
- 三浦(みうら)
- 警視庁刑事。
- 新井(あらい)
- 警視庁刑事。
- 保科(ほしな)
- 医者。
[編集] 容疑者
- 根津伍市(ねず ごいち)
- 日の出団地第五区域(第十七号館~第二十号館)の管理人。「帝都映画」でシナリオの謄写版刷りの仕事もしている。「ジョー」という烏を飼っている。元軍人(階級は中佐)。
- 根津由紀子(ねず ゆきこ)
- 伍市の娘。水島に絵を、民子にお茶を習っている。
- 辻村あき子(つじむら あきこ)
- 伍市の先妻。
- 須藤順子(すどう じゅんこ)
- 日の出団地第十八号館の住人。「スリーX」というバーでホステスをしていた時に、金田一や等々力警部と顔馴染みになる。旧姓は緒方。
- 須藤達雄(すどう たつお)
- 順子の夫。保険会社勤務。
- 日疋恭助(ひびき きょうすけ)
- 「クイーン製薬会社」専務で順子の不倫相手。
- 岡部泰蔵(おかべ たいぞう)
- 日の出団地第十七号館の住人。高校教師。担当科目は数学。柔道三段。
- 戸田京美(とだ きょうみ)
- 泰蔵の義理の姪。洋裁店「タンポポ」の針子。一度東京大学を受験し、落ちている。
- 白井寿美子(しらい すみこ)
- 泰蔵の婚約者で中学教師。担当科目は国語。
- 水島浩三(みずしま こうぞう)
- 日の出団地第十八号館の住人。画家。
- 宮本寅吉(みやもと とらきち)
- 日の出団地第十五号館の住人。「極楽キネマ」の支配人。
- 宮本加奈子(みやもと かなこ)
- 寅吉の妻。
- 宮本タマキ(みやもと たまき)
- 寅吉の娘。洋裁店「タンポポ」の針子。
- 榎本民子(えのもと たみこ)
- 日の出団地第十七号館の住人。お茶とお花を教えている。息子と二人暮らし。
- 榎本謙作(えのもと けんさく)
- 民子の息子。大学生で俳優見習い。
- 姫野三太(ひめの さんた)
- 日の出団地第十五号館の住人。俳優見習い。
- 片桐恒子(かたぎり つねこ)
- 洋裁店「タンポポ」のマダム。
- 河村松江(かわむら まつえ)
- 洋裁店「タンポポ」のお手伝い。
- 伊丹大輔(いたみ だいすけ)
- 洋裁店「タンポポ」の家主。
- 一柳忠彦(いちやなぎ ただひこ)
- 民々党の前代議士。代議士になる前は弁護士をしていた。
[編集] その他の登場人物
- 渡辺達人(わたなべ たつんど)
- 「帝都映画」プロデューサー。戦時中、伍市の部下だった。
- 町田容子(まちだ ようこ)
- 「帝都映画」の看板女優。伍市の昔の部下の娘で、伍市の推薦で「帝都映画」に入った。
- 青柳輝(あおやぎ あきら)
- 「帝都映画」の俳優。伍市の推薦で「帝都映画」に入った。元ギター弾き。
- 内海徹(うつみ とおる)
- 俳優。急性盲腸炎で降板したため、姫野三太が代役として起用される。
- 安田(やすだ)
- 映画「波濤の決闘」の監督。
- 佐山豊(さやま ゆたか)
- 日の出団地建設の現場監督。
- 藤野(ふじの)
- 日の出団地建設の屋上塗装責任者。
- 岡部梅子(おかべ うめこ)
- 泰蔵の亡妻。寿美子の勤務先の中学校の校長をしていた。
- 戸田房子(とだ ふさこ)
- 京美の母。故人。
- 立花隆治(たちばな りゅうじ)
- 「東邦石油」社長。泰蔵の中学時代の後輩。
- 加藤珠江(かとう たまえ)
- 立花の妾。
- 白井直也(しらい なおや)
- 寿美子の兄。中学教師。
- 佐々照久(さつさ てるひさ)
- 新聞記者。
- 細田敏三(ほそだ としぞう)
- 日の出団地第十五号館の住人。新聞記者。
- 細田アイ子(ほそだ あいこ)
- 敏三の妻。
- 尾崎竜太郎(おざき りゅうたろう)
- 恒子の保証人。
- 一柳洋子(いちやなぎようこ)
- 忠彦の妻。三年前にヨット事故で行方不明となり、警察は死亡と判断した。
- 一柳勝子(いちやなぎ かつこ)
- 忠彦の娘。
- 渥美繁子(あつみ しげこ)
- 忠彦の再婚相手。
- 渥美俊政(あつみ としまさ)
- 繁子の父。
[編集] 映像作品
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1962年11月23日、NET(現・テレビ朝日)系の「ミステリーベスト21」枠にて実写ドラマが放送された。脚本は直居欽哉、演出は松島稔。


