発達課題
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発達課題(はったつかだい、developmental Task)とは、「人間が健全で幸福な発達をとげるために各発達段階で達成しておかなければならない課題」であり、「次の発達段階にスムーズに移行するために、それぞれの発達段階で習得しておくべき課題がある」とされる。また、各段階には健全と相反する危機(crisis)が存在し、健全な傾向をのばし、危機的な傾向を小さくしなければならない。教育心理学者のロバート・J・ハヴィガーストが最初に提唱し、その後エリク・H・エリクソンなど様々な心理学者がそれぞれの発達課題を提言しており、その内容は一様ではない。
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[編集] 意義・特徴
一般に、発達課題は次のような意義と特徴を持っているとされる。
- 自己と社会に対する健全な適応にとって必須の学習である。
- 本質的には一定の期間内で学習されなくてはならない。その後も存在し続ける課題もあるが、その意義は弱化していく。
- 発達課題は、子どもから高齢者に至るまでの各年齢段階にある。
[編集] エリク・H・エリクソン提唱の発達課題
エリク・H・エリクソンが提唱した発達課題の各段階とその心理的側面は、以下のとおりである。ちなみに左記が成功、右記が不成功した場合である。
- Stage One:乳児期 信頼vs不信
- Stage Two:幼児前期 自律性vs恥・疑惑
- Stage Three:幼児後期 積極性vs罪悪感
- Stage Four:児童期 勤勉性vs劣等感
- Stage Five:青年期 同一性vs同一性拡散
- Stage Six:初期成年期 親密感vs孤独感
- Stage Seven:成年期 生殖性vs自己吸収
- Stage Eight:成熟期 自我統合感vs嫌悪・絶望
エリクソンの場合、必ずしも成功のみが賞賛されているわけではなく、不成功もそれなりに経験する必要性もあるとされている。両者の統合したものが正常な成長に寄与する。また前段階の発達課題は次段階の発達段階の基礎となるので、エリクソンの発達課題からなるライフサイクルはピラミッド型でよく表される。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
エリク・H・エリクソンの発達課題の具体例を解説している。