浅草染千代

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浅草 染千代(あさくさ そめちよ、本名:石原 孝子、? - 1945年7月25日)は、日本の女性歌手[1]

戦前に芸者歌手として活動した。和歌山県出身。

来歴[編集]

和歌山で女学生だった頃に息子を出産して未婚の母となり、花柳界入り。

1937年、ポリドールレコードから専属歌手としてデビュー。実家の家族に支えられ、息子を育てながら歌手活動をしていたという。大ヒットには恵まれなかったが、線の細い控えめな歌声でファンを魅了した。代表曲に『倅でかした』『しぐれ旅』『銃後の妻』など。

1945年7月25日、大阪大空襲で死亡。一緒に慰問をしていた歌手の田端義夫らによって発見され、大阪で埋葬された[2]

脚注[編集]