栗原イネ

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栗原 イネ(くりはら イネ、嘉永5年3月5日(1852年4月23日)- 1922年(大正11年)1月31日)は明治期の実業家ダイドーリミテッド創業者。

概略[編集]

  • 1852年4月23日(嘉永5年3月5日)、下野国安蘇郡植野村(現:栃木県佐野市植野地区)生まれ。生家は反物や荒物商をしていた。
  • 父が林業で事業を興すも失敗、長女として家族を養う。1878年(明治11年)に3人目の夫である加藤庄平と結婚し上京した。
  • 上京の後、1884年(明治17年)に東京市本所区本所林町(現:墨田区立川付近)に栗原稲工場を設立。後に栗原紡績工場、大同毛織と改称。現在にまで続くダイドーリミテッドの基礎を築いた。1919年(大正8年)には緑綬褒章を受賞した。
  • 1922年1月31日死去。享年69。