栄鱗
来歴[編集]
鳥文斎栄之の門人。作画期は寛政の頃とされる。「栄鱗画」の落款がある「蛍狩り美人図」が作品として知られるが、現在その消息については不明である。画風は栄之に似るという。
参考文献[編集]
- 井上和雄編 『浮世絵師伝』 渡辺版画店、1931年 ※国立国会図書館デジタルコレクションに本文あり。57コマ目。
- 『浮世絵肉筆名品展』 羽黒洞、1972年 ※日本橋三越にて開催された販売会の図録。奥付によれば発行は「羽黒洞」、刊行年は記していないが高橋誠一郎が冒頭に寄せた文には「三越創業三百年」とある。
- 日本浮世絵協会編 『原色浮世絵大百科事典』(第2巻) 大修館書店、1982年 ※112頁