政所重三郎

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政所重三郎

政所 重三郎(まんどころ しげさぶろう、1884年明治17年)2月 - 没年不詳)は、日本教育者台湾総督府官僚嘉義市尹、新竹市尹、花蓮港庁長。

経歴[編集]

北海道樺戸郡新十津川村(現在の新十津川町)出身[1]北海道第一師範学校を経て、1909年(明治42年)に東京高等師範学校を卒業した[1]青森県師範学校教諭・訓導、栃木県立宇都宮高等女学校教諭、大倉商業学校教諭を歴任[2]1919年大正8年)10月[3]高等試験行政科に合格[1][2]。台湾総督府理事官となり、台中州税務課勤務、同教育課長、台中高等女学校校長事務取扱、高雄州地方課長、事務官台湾総督府殖産局山林課長を歴任し、1930年(昭和5年)に嘉義市尹に就任した[1]1932年(昭和7年)に新竹市尹となり、花蓮港庁長を経て、1935年(昭和10年)から台湾総督府視学官を務めた[1][2]。1936年(昭和11年)に退官した[3]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e 台湾官紳年鑑 1934, pp. 新竹州3-4.
  2. ^ a b c 大衆人事録 1935, p. マ153.
  3. ^ a b 『日本官僚制総合事典1868-2000』第2版、225頁。

参考文献[編集]

  • 林進発編『台湾官紳年鑑』民衆公論社、1934年。 
  • 帝国秘密探偵社編『大衆人事録 第11版』帝国秘密探偵社、1935年。 
  • 秦郁彦編『日本官僚制総合事典1868-2000』第2版、東京大学出版会、2007年。