放置ゲーム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

放置ゲームとはコンピュータゲームのジャンルの一つ[1]:186[2]

概要[編集]

スマートフォンゲームを遊ぶことが普及したことで、台頭してきたゲームのジャンルである[1]:186。ユーザーが何か操作するのではなく、ゲーム画面を一定時間放置することによってゲームの状況が変化し、そこでユーザーが何らかの操作をすることでゲームが進行する[1]:186

基本操作[編集]

ユーザーはしばらく画面を眺めていて、ある程度の変化があったら操作を行う。スマートフォンの場合は画面をタッチさせて操作とすることが多い。これを繰り返す[1]:188

ターゲット[編集]

アクションゲームと違って素早い操作は不要であり、シミュレーションゲームのようにユーザーの深い考察も求められない[1]:188

時間つぶしを求めるユーザーに最適である[1]:188

特徴[編集]

一定時間、ゲーム画面を眺めていることが主要コンセプトであるため、ユーザーが見飽きないような工夫が重要となってくる[1]:188。また、放置した後の画面の変化に対するユーザーの期待感がゲームを継続する重要な動機となってくる[1]:188

これと併せて、ユーザーにゲームを継続する動機として、何かコレクション性を持たせる事も多い[1]:188

一定時間、ゲーム画面を眺めていることから、広告表示との相性が良い[1]:188

主なタイトル[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j STUDIOSHIN『ゲームプランナーの新しい教科書 基礎からわかるアプリ・ゲームの発想と仕掛け』翔泳社、2015年。ISBN 9784798142012 
  2. ^ 森信虎、さいたまげーむす『作って学ぶ Unityゲーム開発の教科書 【Unity 5対応】』マイナビ出版、2015年。ISBN 9784798142012