扁平コンジローマ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
扁平コンジローマ
概要
診療科 dermatology
分類および外部参照情報

扁平コンジローマ(へんぺいコンジローマ、ラテン語: condylomata lata)とは、性器にできるイボ状の病変を特徴とする皮膚疾患である[1]。一般的にはスピロヘータ(梅毒トレポネーマ)によって引き起こされる梅毒の二次感染の症状として見られる[2]

扁平コンジローマは、二次梅毒患者の約13に見られ、痛みを伴わない、粘膜およびイボ状の糜爛を特徴とする。性器および会陰部の温かく湿った部位に発生する傾向がある。これらの病変部にはスピロヘータが多く蓄積され、高い感染力を有する。病変は数日から数週間後に自然に完全消失し、潜伏期に進行する[3]

関連項目[編集]

参考資料[編集]

  1. ^ Rapini, Ronald P.; Bolognia, Jean L.; Jorizzo, Joseph L. (2007). Dermatology: 2-Volume Set. St. Louis: Mosby. ISBN 1-4160-2999-0 
  2. ^ 梅毒 - 13. 感染性疾患”. MSDマニュアル プロフェッショナル版. 2021年6月13日閲覧。
  3. ^ Ryan, Kenneth J. 2010. Sherris Medical Microbiology, 5th ed. McGraw-Hill