平行定規
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平行定規(へいこうじょうぎ)とは、製図板上に支持された水平な定規が、水平を保ったまま上下に平行移動することによって、製図作業を容易にするための道具。定規の左右端部を支持するために、ワイヤーやベルトによる機構が用いられる。専用の脚に固定されて高さや角度が調整できる据置タイプのものと、持ち運んで使用するための脚がつかない軽量のタイプがある。
平行定規の機能はT定規と共通点が多いが、平行定規は定規の水平が保たれているので作業しやすい利点がある。垂直線を描くときは平行定規の定規面に三角定規を置いて使用する。また、水平・垂直以外の角度の線を描く際には勾配定規を置いて使用する。あらゆる製図作業に使用可能だが、平行定規は平行線を描くことの多い建築設計で好んで使われ、複雑な角度を描くことが多い機械製図や土木製図では一般にドラフターがよく利用された。
平行定規は、CADによる製図が普及した今日においては姿を消しつつあるが、軽量のポータブルタイプの平行定規は建築士の製図試験会場に持ち込みが可能なことから、今日でも利用されている。