岩手開発鉄道DD43形ディーゼル機関車

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盛駅に留置されていたDD43形(1992年2月19日)

岩手開発鉄道DD43形ディーゼル機関車(いわてかいはつてつどうDD43がたディーゼルきかんしゃ)は、岩手開発鉄道でかつて運用されていたディーゼル機関車である。

1両(DD4341)が在籍した。

DD43形の43は自重43tの意味である。車番の41の4は、岩手開発鉄道のディーゼル機関車の連番で、4形式目を意味する[1]

概要[編集]

石灰石輸送の重量貨物牽引用として、1963年東洋電機製造[2]が製造した43tロッド式の凸形ディーゼル機関車である。主力機関車として運用されていたが、故障が多かった。これは無理な運用が多かったからという。

DD53形の増備で主役の座を譲り、1970年からは赤崎線セメント運搬列車の専用機となった。

セメント列車が1983年2月28日に廃止された後、1985年3月に廃車となった。

主要諸元[編集]

  • 全長:11,000mm
  • 全幅:2,620mm
  • 全高:3,648mm
  • 自重:43.0t
  • 機関:DMH17SB(300ps)2基
  • 軸配置:B-B

脚注[編集]

  1. ^ DB1511DC3821DD3831・3832DD4341DD5351・5352・5353はDD56形となった後も車番の変更はされなかった。DD56011からは異なる。
  2. ^ 実際の製造は東洋工機

参考文献[編集]