家族アルバム みてね

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家族アルバム みてね

家族アルバム みてね(かぞくあるばむ みてね)は、株式会社ミクシィが2015年4月13日より提供を開始した家族向け写真・動画共有サービス[1]。iOS版とAndroid版のスマートフォンアプリが提供されている。

同社取締役会長の笠原健治が企画・開発しており、主にスマートフォンで撮影した子どもの写真を、夫婦間や家族間といった限定した範囲で、見せたい相手だけに共有しコミュニケーションをはかることを目的としている[2]

2017年7月25日に英語対応[3](名称は「FamilyAlbum」[4])。世界150か国以上で配信しており、対応言語は日本語、英語(アメリカ英語、イギリス英語)、フランス語、ドイツ語、中文(繁体字)、韓国語。

みてね基金[編集]

2020年4月13日には、子どもやその家族を取り巻く社会課題の解決を目的とした「みてね基金」を設立。笠原個人が10億円を提供して始めたもので、主に難病・教育・貧困・出産・虐待の領域での課題解決に取り組む団体を支援するとしている[5]。運営協力はNPO法人ETIC.[6]

第一期は「新型コロナウイルス感染症に伴う 子どもやその家族に関する困りごと支援への助成」と題し、国内53のNPO団体を支援[7][8][9]。また、海外に向けても支援活動を行っており、2020年4月24日には14団体に向けて100万ドルを寄付したと発表している。対象国は米国、英国、オーストラリア、カナダ、および世界中の他の地域[10]。累計支援金額は国内外4億円超[11]

沿革[編集]

  • 2015年
    • 2015年4月13日:サービス提供開始
  • 2017年
    • 2017年7月25日:英語対応
    • 2017年10月29日:利用者数200万人を突破[12]
  • 2018年
    • 2018年7月15日:利用者数300万人を突破[13]
  • 2019年
    • 2019年1月3日:利用者数400万人を突破[14]
    • 2019年4月9日:プレミアム機能「みてねプレミアム」を提供開始[15]
    • 2019年6月12日:利用者数500万人を突破[16]
    • 2019年10月18日:写真年賀状作成アプリ「みてね年賀状」を提供開始[17]
    • 2019年12月18日:オリジナルカレンダー「みてねカレンダー」の販売開始[18]
  • 2020年
    • 2020年4月1日:「みてね 母の日ギフト」の販売開始[19][20]
    • 2020年4月13日:「みてね基金」を設立

主な機能[編集]

[21]

  • 写真・動画を無制限でアップロード
  • コメント機能
  • みたよ履歴(閲覧履歴)
  • アルバム自動整理機能
  • パソコンからの閲覧機能
  • 1秒動画(自動動画作成機能)
  • フォトブック、DVD自動提案・作成機能
  • プレミアム機能(有料)

脚注[編集]

  1. ^ ミクシィ“家族SNS”に参入 子どもの写真、容量無制限で共有「みてね」 笠原会長が企画、自らビラ配り「生涯プロデューサーでありたい」”. ITmedia NEWS. 2020年8月3日閲覧。
  2. ^ 株式会社インプレス (2015年4月13日). “ミクシィ、子供の成長を追える無料・無制限の家族向け写真・動画共有サービス「家族アルバム みてね」”. INTERNET Watch. 2020年8月3日閲覧。
  3. ^ ミクシィ、好評家族アルバムアプリを英語対応へ「Family Album Mitene」”. マイナビニュース (2017年7月25日). 2020年8月3日閲覧。
  4. ^ FamilyAlbum | The Best Photo-Sharing App for Families” (英語). FamilyAlbum. 2020年7月15日閲覧。
  5. ^ ミクシィ笠原氏が個人で10億円を寄付、子育ての課題解決の団体支援 「みてね基金」設立ーー第1期テーマは新型コロナ禍”. BRIDGE(ブリッジ)|「起業家と投資家を繋ぐ」テクノロジー&スタートアップ関連の話題をお届けするブログメディア. 2020年7月15日閲覧。
  6. ^ ミクシィ笠原氏が個人で10億円を寄付、子育ての課題解決の団体支援 「みてね基金」設立ーー第1期テーマは新型コロナ禍 | BRIDGE(ブリッジ)テクノロジー&スタートアップ情報”. thebridge.jp (2020年4月13日). 2020年11月22日閲覧。
  7. ^ ミクシィ笠原氏 「みてね基金」に私財10億円:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2020年8月3日閲覧。
  8. ^ ミクシィが「みてね基金」設立。第一期は"新型コロナの影響を受ける家庭を支援する団体"が助成対象”. LoveTechMedia - ラブテックメディア (2020年4月14日). 2020年8月3日閲覧。
  9. ^ ミクシィ「みてね基金」設立、子育て世帯を支援する団体公募”. リセマム. 2020年8月3日閲覧。
  10. ^ FamilyAlbum Founder Donates $1 Million Towards COVID-19 Relief for Families and Children” (英語). www.businesswire.com (2020年4月24日). 2020年11月22日閲覧。
  11. ^ 宮本恵理子 (2020年7月22日). “ミクシィ創業者の笠原氏が個人資産10億円寄付で、本当にやりたかったこと”. www.businessinsider.jp. 2020年7月23日閲覧。
  12. ^ 家族向け写真・動画共有アプリ「家族アルバム みてね」利用者数200万人を突破!”. japan.cnet.com. 2020年8月3日閲覧。
  13. ^ 家族向け写真・動画共有アプリ「家族アルバム みてね」利用者数300万人を突破!”. ZDNet Japan. 2020年8月3日閲覧。
  14. ^ 家族向け写真・動画共有アプリ「家族アルバム みてね」利用者数400万人を突破!”. japan.cnet.com. 2020年8月3日閲覧。
  15. ^ 家族向け写真・動画共有アプリ「家族アルバム みてね」新機能「みてねプレミアム」を4月9日(火)より提供開始”. ZDNet Japan. 2020年8月3日閲覧。
  16. ^ 子供写真共有アプリ「みてね」500万ユーザー突破 海外でも伸びる”. ITmedia NEWS. 2020年8月3日閲覧。
  17. ^ ミクシィ、写真アプリから簡単に年賀状作成”. 日本経済新聞 電子版. 2020年8月3日閲覧。
  18. ^ ミクシィ、家族アルバム「みてね」とフォトギフトサービス「OKURU」がコラボ オリジナルカレンダー「みてねカレンダー」を販売開始”. Social Game Info. 2020年8月3日閲覧。
  19. ^ 家族アルバム「みてね」初の母の日ギフト、4/1(水)より販売開始 - カワコレメディア | 最新トレンド・コスメ・スイーツなど女の子のためのガールズメディアです!”. media.kawa-colle.jp. 2020年7月15日閲覧。
  20. ^ ミクシィ「みてね」父の日ギフト フォトギフトサービス「OKURU」とコラボ”. J-CAST トレンド (2020年5月30日). 2020年8月3日閲覧。
  21. ^ 家族アルバム みてね - 子供の写真、動画を共有・整理アプリ”. 家族アルバム みてね. 2020年7月15日閲覧。

外部リンク[編集]