墨流し

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三十六人家集の墨流し
広場治左衛門(福井県認定無形文化財)による墨流し

墨流し(すみながし)とは墨汁を水に垂らした際に出来る模様、またはその模様を染めた物である。

概要[編集]

墨流しとは、9世紀頃から伝わっている伝統芸術である。尾形光琳紅白梅図屏風にも使われている。トルコにも、似たようなマーブルマーブリングとも。できる模様が大理石に似ることから)と呼ばれるものがある。マーブルの場合は、白黒ではなく、いろいろな色が出せる。似たようなものに墨割りというものがあるが、科学的な根拠を言えば、まったくの別物である。

方法[編集]

墨流しの方法はいろいろあるが、手軽なやり方を説明する。 まず、平たいトレイに水を入れる。そこへ墨汁(カラー版を作りたかったら、絵具を使用する)をたらす。その後は、先に油をつけた爪楊枝などで数回水面をつつく。これで、墨の黒い膜に穴があくはずである。そして、竹ひごを使ってかき混ぜる。そうすると、神秘的な渦巻き模様が出来る。これを和紙に取ったら完成である。

理由[編集]

墨の膜は油をはじくため、黒と透明の部分は混ざることなくきれいに分かれる。かき混ぜても混ざらないため、渦模様が出来る。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]