地球照

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地球照

目次

[編集] 原理

地球照の原理

地球照(ちきゅうしょう、earthshine)とは、の欠けて暗くなっている部分が、地球に照らされて、うっすらと見える現象である。この現象は、地球で反射した太陽光が月にまで達し、その光がさらに月面で反射され、再度地球にまで戻ってくることによって生じる。

地球照は、地球で反射した太陽光が、月を照らすことによって生じるものである。月は大気がなく岩石のみであり、満月が明るく見えるといっても、月のアルベドは7%程である。それに対して地球(月から望む満地球)は面積で約13.5倍大きく、また、アルベドが20〜30%(雲や氷雪が良く光を反射する)であり、月よりも地球の方が、ずっと強い反射光を宇宙に向けて放っている。

[編集] 観察

上弦に近い頃の地球照

肉眼での確認が容易な期間は、新月を挟む、月齢27から3(三日月)前後の、月の輪郭が小さな時である。これは、この期間、月から見て地球が満ちて見える(“満地球”の状態)、つまり、地球からの反射光が多くなるためである。地球照は淡い光なので、周囲が暗い場所で観察するとよい。日本では冬期に観察しやすく、一般の人でも目にする機会が増える。これは冬は乾燥して空気が澄んでいることや、冬の夕方の黄道は地平線となす角が大きく三日月が高い位置に見えるためである。逆に夏期は多湿で空気の透明度が下がることや、夕方の三日月の地平高度が低いため観察しにくくなる。

新月の時に肉眼での観察が容易にならないのは、新月の際には、月から地球を見ると満ちた状態になっていて、地球からの反射光は最も明るいのだが、地球から月を見た時は目印となるものがなく、地球照の発見が困難だからである。もっとも、皆既日食の時には太陽面を隠す月面全面の地球照が見える。

半月より大きい月(上弦~満月~下弦)になると、肉眼では地球照を観察するのが難しくなる。これは月の光っている部分の面積が増えて眩しくなること、月から見ると地球が欠けた形(“半地球”より小さい状態)となって反射光が減るためである。それでも望遠鏡を使って倍率を上げて光っている部分を視野外に追い出せば、観察できる。また、露出時間を長くして撮影すれば写る。

[編集] Planetshine

地球・月系以外の惑星衛星系に一般化して、惑星表面で反射した太陽光が衛星の影の部分を照らす現象を、planetshineという(直訳すれば「惑星照」であるが、一般的な用語ではない)。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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