地上配備戦略抑止力

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LGM-35 センチネル
種類 大陸間弾道ミサイル
運用史
配備期間 2029年 (計画)
配備先 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
開発史
製造業者 ノースロップ・グラマン
諸元
弾頭 核弾頭
W87 (計画)

エンジン 3段式固体燃料モーター
誘導方式 慣性誘導式+GPS
発射
プラットフォーム
サイロから発射
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LGM-35 センチネル (Sentinel)、計画名地上配備戦略抑止力(ちじょうはいびせんりゃくよくしりょく Ground Based Strategic Deterrent, GBSD)、はアメリカ合衆国における次期大陸間弾道ミサイル(ICBM)[1]。既存のミニットマンIIIを更新するものとして、2020年代末の初期作戦能力獲得を目指し、ノースロップ・グラマンにより開発が進められている[1][2]

概要[編集]

アメリカ軍は、核抑止力としてICBMを配備し続けており、現用のミニットマンIIIは改善を続けながらも、1970年から配備を続けていた。GBSDは、このミニットマンIIIを更新する計画であり、2020年にノースロップ・グラマンとの開発契約が結ばれた[1]。2029年頃に初期作戦能力獲得を目指すとし、2075年頃までの運用期間を見込んでいる[1]。 2022年4月5日、アメリカ軍は新型ミサイルの名称をセンチネル(番兵の意味)とすることを発表した[3]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d About GBSD”. Northrop Grumman. 2021年4月18日閲覧。
  2. ^ Valerie Insinna (2020年9月8日). “Northrop wins US Air Force’s contest for next-gen ICBMs”. defensenews. 2021年4月18日閲覧。
  3. ^ 新ICBMは「番兵」 老朽化のミニットマン3後継―米軍”. 時事通信 (2022年4月6日). 2022年8月17日閲覧。