吉江俊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

吉江 俊(よしえ しゅん、1990年 - )は、都市計画研究者。早稲田大学創造理工学部講師[1]

空間言論ゼミ主宰。博士(工学)

人物[編集]

早稲田大学創造理工学部建築学科 後藤春彦研究室にてまちづくりの取り組みや建築設計に従事するとともに、消費社会下の都市空間の変容を追う「欲望の地理学」の研究を進める。日本学術振興会特別研究員DC2、ミュンヘン大学訪問研究員を経て、同大学講師。

地方都市のまちづくりのほか主な仕事として、東京都現代美術館「吉阪隆正展」企画監修、早稲田大学キャンパスマスタープラン作成など。

来歴[編集]

2003年04月 - 2009年03月 東京大学教育学部附属中等教育学校

2009年04月 - 2013年03月 早稲田大学 創造理工学部 建築学科卒業

2013年04月 - 2015年03月 早稲田大学大学院 創造理工学研究科 修士課程修了

2015年04月 - 2019年03月 早稲田大学大学院 創造理工学研究科 博士後期課程

2019年以降は早稲田大学建築学科講師、埼玉大学経済学部非常勤講師など。

受賞[編集]

UIA2011 東京大会設計競技 JIA 賞銅賞・茨城賞(2011 年)

U30 都市計画- 都市設計競技 最優秀賞(2014 年)

早稲田大学早苗賞(2014 年)

日本生活学会 博士論文賞(2021年)ほか受賞。

著書[編集]

  • 単著に『住宅をめぐる〈欲望〉の都市論』(2023年2月、春風社)。
  • 共著に、『クリティカル・ワード 現代建築』(2022年、フィルムアート社)、『コミュニティシップ』(2022年、学芸出版社)、『吉阪隆正 パノラみる』(2022年、ECHELLE-1)、『無形学へ かたちになる前の思考』(2017 年、水曜社)など。
  • 主要論文に、「首都圏における住環境の価値表現としての住宅広告の「語り」の時空間的動態」(2015 年、日本建築学会計画系論文集716 号)、「都心回帰下の首都圏における住環境のイメージの空間構造とその遷移」(2017 年、日本建築学会計画系論文集738号)など。

脚注[編集]

  1. ^ Johoiinkai1, 投稿者:. “vol. 17 吉江俊氏”. 日本生活学会. 2023年3月16日閲覧。

外部リンク[編集]