単雄信

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単雄信

単 雄信(ぜん ゆうしん、581年 - 621年)は、中国隋末唐初の人物。本貫曹州済陰県

生涯[編集]

616年翟譲に反抗して叛乱を起こすと、単雄信は徐世勣とともに翟譲の軍に投じた。騎兵突撃用の長槍(槊)を用いるのを得意として「飛将」と号された。617年李密が魏公となると、左武候大将軍に任ぜられた。

618年、李密が偃師で大敗すると、単雄信は王世充に帰順して大将軍となった。621年、李世民が東都(洛陽)を攻撃すると、単雄信はこれを迎撃して軍の李世民本陣に肉薄した。勇戦したが唐軍に捕らえられ、洛水の渚の上で斬られた。享年は41。

伝記資料[編集]

  • 旧唐書』巻53 列伝第3「単雄信伝」
  • 新唐書』巻84 列伝第9「単雄信伝」

関連項目[編集]