半導体試験装置

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

半導体試験装置(はんどうたいしけんそうち)とは、集積回路(半導体デバイス)の製造工程において、性能等を試験し良品と不良品の選別を行う装置を指す。

半導体試験装置の種類[編集]

テスタ[編集]

半導体デバイスに電気を流すことで、正常に動作するかを試験する装置。ATE(Automated Test Equipment)とも呼ばれる。検査対象(DUT, Device Under Test)の集積回路設計時に作成したテストパターンを元に、入力信号を生成し出力信号を期待値と比較する。ウェハーのレベルでの試験(前工程試験、プローブテスト)、パッケージング後の試験(後工程試験)の2回の試験が行われる。装置の価格が数千万円程度と高価であり、テスト時間(主にテストパターン長に依存)が長いと半導体製品の価格に影響を与える。

  • ロジックテスタ
  • メモリテスタ
  • アナログテスタ

プローバ[編集]

ウェハーレベルでの試験の際、電気を流すためにウェハーに針(プローブ)を当てるための装置。テスタと接続して用いられる。DUTのPADの位置にプローブを配置したプローブカードをDUT毎に交換して用いる。

ハンドラ[編集]

パッケージング後の試験の際、テスタにデバイスを供給するための装置。

半導体試験装置の主なメーカー[編集]