中東久人

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中東久人(なかひがし ひさと、1969年3月16日 - )は日本の料理人、旅館美山荘の四代目当主[1]。妻は佐知子、父は三代目の吉次、姉は料理研究家の大原千鶴

概要[編集]

京都市左京区花脊生まれ。幼稚園の頃から料理を作っていた[2]。高校卒業後、ブラッドフォード大学パリ大学でホテル経営学を学ぶ[3]。フランスでは三ツ星レストランで修行していた。

日本への帰国後は、金沢市の料亭で2年間修行した。修行中に妻と知り合っている。1998年に、他界した父のあとを継ぎ、美山荘の四代目となった[3]。美山荘では「摘草料理」を探求している。

料理人として、メディアに出演することもある。

人物[編集]

摘草料理[編集]

摘草料理とは、自然にある山野草、川魚などの、山の恵みを味わうことに主眼をおいた料理である。中東は、自ら山へ入り山野草を取っている[4]

フランスへの留学の経験から、自然や旬に基づいて、日本料理を論理的に理解し説明することに長けている[2]。日本料理や美山荘における摘草料理を客観的に捉えることも多く、多様な価値観を受け止め、日本料理へ適応している[2]

その他[編集]

2022年には、京樽の恵方巻を監修した[5]

脚注[編集]