下唐子古墳群

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
若宮八幡古墳

下唐子古墳群(しもからここふんぐん)は、埼玉県東松山市にある古墳群

石橋地内の塚原古墳群、原坂口古墳群、御嶽山古墳群の総称名である。かつてこの古墳群からは多くの遺物が掘り出され、一部は東京国立博物館に収蔵されている。

  • 若宮八幡古墳(下唐子3号墳)
    直径30メートルの円墳。塚原古墳群の中心的な古墳。埼玉県指定史跡。
  • 冑塚古墳(下唐子2号墳)
    原坂古墳群の中心となっている古墳。直径37メートル、高さ5メートルの2段構成の円墳。横穴式石室から金環2、銀環2、水晶製勾玉2、ガラス製勾玉2、硬玉製勾玉2、琥珀製小玉3、ガラス製小玉10、刀子2、鉄鏃48、馬具、須恵器15出土。これらの出土品は昭和40年8月10日付けで東松山市指定有形文化財に指定された。6世紀後半の築造。
御嶽山古墳
  • 御嶽山古墳(下唐子1号墳)
    御嶽山古墳群の中心。未発掘のためその内容は不明。7世紀中頃の築造。

参考文献[編集]

  • 塩野博 『埼玉の古墳 比企・秩父』 さきたま出版会、2004年

関連項目[編集]

外部リンク[編集]