ラバーカップ

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ラバーカップ

ラバーカップとは清掃用具の一つでトイレ風呂場、台所の流し台の排水管の詰まりを直すための器具である。通水カップ(つうすいカップ)とも。ラバーカップは「ラバー(rubber)製のカップ」から出来た和製英語であり、英語での正式名称はプランジャー(Plunger)という。

通称「ギュッポン」「ボンテン」「ガッポン」「スッポン」。使用するときに発する音を擬音化した呼び方や、地方によっては「ズッコン」や「パッコン」、「バッコン」「ヘプシ」「カッポン」「キュッポン」「キュッポンキュッポン」、「パフパフ」「キュポキュポ」などとも呼ばれる。

形状・原理[編集]

ラバーカップは、大抵は棒の先にゴムでできた半球状ものがついている。直径は十数センチのものが多い。まれに、半球状のゴムの代わりにプラスチックでできた蛇腹状のものも存在する。この蛇腹状のものは、ゴムのものに比べて強力である。

異物が詰まるのは、シンク下または便器内などに設置された排水トラップとよばれる地点が多い。詰まった流し口にカップをあてて棒を上下させることによりカップから詰まり地点までの水圧を変化させ、排水トラップ内の異物を動かしたり衝撃で粉砕する。便器の場合、トラップの形状から押し込む際の水圧で詰まったものを押し出そうとするよりも引く際の負圧で異物を吸い出す感覚でゆっくり押し込み素早く引く動作を繰り返すほうが効果が高い。いずれの場合も使用時の衝撃で周囲に汚水が飛び散る恐れがあるので、注意が必要である。

逆に、カップと排水口が密着していない場合や洗面台の排水口など構造的にオーバーフロー用の管などの逃げ道がある場合はほとんど効果がない(このような場合はワイヤ状の器具を使う)。