マラディ

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マラディ(Maradi)は、ニジェールの都市。ニジェール南部、ナイジェリアとの国境近くに位置する。人口174,485人(2008年)。標高385m。マラディ州の州都である。

住民はハウサ人が多く、フラニ人トゥアレグ人もいる。落花生の集散地であり、また山羊の皮革も特産である。首都ニアメからチャド湖に近いディファまで、ニジェールの人口集中地域を貫く幹線道路沿いに位置しており、またここからナイジェリアのカノへと道路が通じているため、交通の要所となっている。民族も同じで距離も30kmしか離れていないナイジェリア北部との結びつきが強い。

マラディはハウサ諸王国のひとつ・カツィナの地方都市であったが、1809年にカツィナがウスマン・ダン・フォディオジハードに敗北し首都カツィナをソコト帝国に占領されると、カツィナ王家はカツィナから60km北にあるマラディに北遷し、ここで再興した。カツィナは同様に北遷し、マラディの西に本拠を置いたハウサ諸王国のひとつ・ゴビールや、東にある在来の強国・ダマガラム(ザンデール)と共同戦線を張り、南のソコト帝国と100年近く小競り合いを繰り返した。

その後、1899年に東進してきたフランスに占領され、フランス領西アフリカの一部となった。