東京都市計画道路幹線街路環状第2号線

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東京都市計画道路幹線街路環状第2号線(とうきょうとしけいかくどうろかんせんがいろかんじょうだい2ごうせん)は、東京都江東区有明2丁目から港区新橋新宿区四谷を経由し千代田区神田佐久間町1丁目に至る都市計画道路である[1]

神田佐久間町1丁目から虎ノ門2丁目の特許庁前からまでは外堀通りの通称名で供用中であり、そこから先の豊洲に至る部分は有明区間を除く大部分が未開通となっている。

目次

[編集] 概要

大部分が未完成となっている起点側であるが、「東京都道484号豊洲有明線」の一部として完成している区間がある。終点側の大部分は、「外堀通り」として知られる。

[編集] 起点・終点

  • 起点:東京都江東区有明2丁目
  • 終点:東京都千代田区神田佐久間町1丁目
  • 総延長:約13,950m
  • 標準幅員:40m

[編集] 未開通区間

すべての区間が事業化されており、

  1. 新橋・虎ノ門区間[2]
  2. 汐留・築地・晴海区間[3]
  3. 晴海・豊洲区間(豊洲大橋

に分けられる。このうち、虎ノ門から築地までは地下トンネル構造となり、勝どき区間は高架構造となる。

虎ノ門から汐留にかけての部分は、2003年平成15年)に事業化され、2005年(平成17年)に着工された。外堀通り交点から国道1号交点までは平面交差、その先から、汐留交差点の先までが地下トンネルとして建設が進められており、2014年(平成26年)度の開通予定となっている[4]

勝どきから築地・青果市場前交差点までの区間については、移転予定となっている築地市場の跡地を利用して2015年(平成27年)に完成する計画であったが、同市場の豊洲新市場(豊洲)移転計画自体が遅延している状態である。計画では汐先橋交差点を地下トンネルで通過、現在の築地市場付近で地上に出て、隅田川を橋梁で渡るという構造である。

[編集] 「マッカーサー道路」との誤用

都市計画道路のうち、2003年(平成15年)に事業化され、2013年(平成25年)の開通が予定されている、虎ノ門から新橋に至る全長約1.4キロの区間は、戦後約60年間に渡って工事の着工が凍結されていた。

日本の敗戦後、日本占領軍であるアメリカ軍がこの区間に幅100メートルの道路を計画しているとの誤解がなされ、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)の最高司令官ダグラス・マッカーサーの名前から「(幻の)マッカーサー道路」としばしば俗称されてきたが、これは歴史的な事実に照らして全くの誤用であった[5]

実際には後藤新平らによって策定された帝都復興計画において、この区間と全く同一のルートを通る都市計画道路が計画されていたが、帝国議会などの反対によって計画が廃止されている[6]。その後昭和10年代末に、内務省国土局都市計画課により計画が復活し[6]太平洋戦争中には空襲による延焼を防ぐ空地帯の確保のため、ほぼこのルートに沿う形で防空法に基づく建物疎開が行われている[7]。終戦後には、この空地帯を利用する形で幅員100メートルの環状2号線として都市計画決定がされている[7]。この間、マッカーサーの率いるGHQは計画に全く関係していないばかりか、「敗戦国に立派な道路は必要ない」、「これでは(敗戦国ではなく)戦勝国の記念道路のようだ」と、むしろ反対の立場だった[5]

環状2号線を始めとする100メートル道路を都心部に縦横に走らせるという東京の戦災復興都市計画は、当時の東京都建設局都市計画課長であった石川栄耀が戦前から考案していたプランを、1945年昭和20年)12月に閣議決定された「戦災地復興基本方針」に基づきそのまま法定計画として採用したものである[7]。当初計画では環状2号線は全区間で幅員100メートルで計画され[7]、全国に24本計画された幅員100メートルの都市計画道路のうちのひとつであった[5]

これら経緯からして、本来であれば「マッカーサー道路」ではなく「後藤新平道路」と呼ぶべきだとの意見がある[6]

[編集] 区間と通称および主な接続路線

豊洲大橋(工事中)
晴海5丁目交差点付近(工事中)
朝潮運河付近(工事中)
勝どき5丁目付近の看板
汐留付近(工事中)
新橋4丁目付近の地下トンネル(工事中)
虎ノ門2丁目5番地付近の看板
虎ノ門2丁目4番地付近(工事中)
虎ノ門病院付近(工事中)
外堀通りとの接続点(未着手)
  • 路線名は略称で表す(国道x号→国x、都道yyy号○○△△線→都yyy)
  • 「||」は地下トンネル区間

江東区有明2丁目:国357湾岸道路首都高速湾岸線

 | 都484

江東区有明1丁目

 | 有明北橋

江東区豊洲6丁目付近(市場前駅前、交差点名なし):都484

 | 未開通(豊洲大橋

中央区晴海5丁目(南岸)

 | 通称なし

中央区晴海5丁目(北岸)

 | 未開通

中央区勝どき6丁目付近

 | 未開通

中央区勝どき5丁目付近

 | 未開通(隅田川、隅田川橋りょう[8]

中央区築地5丁目付近(築地市場

 | 未開通(築地市場内)

青果門前交差点:都50(新大橋通り)

 || 都50(新大橋通り)

汐先橋交差点:都316(海岸通り)

 || 未開通

港区東新橋1丁目付近:国15(第一京浜)

 || 未開通

港区新橋4丁目付近:都409(日比谷通り)

 || 未開通

港区西新橋2丁目付近:東京都道301号白山祝田田町線

 || 未開通

港区虎ノ門1丁目付近:国1(桜田通り)

 | 未開通

港区虎ノ門2丁目付近(交差点名なし):都405(外堀通り)

 | 都405(外堀通り)

(特許庁前交差点)

 | 都405(外堀通り)

溜池交差点:都412(六本木通り)

 | 都405(外堀通り)

山王下(日枝神社入口)交差点:都413(赤坂通り)

 | 都405(外堀通り)

赤坂見附交差点:国246(青山通り)

 | 都405(外堀通り)

新宿区四谷1丁目付近(交差点名なし):都414号

 | 都405(外堀通り)

四谷見附交差点:国20新宿通り

 | 都405(外堀通り)

市ヶ谷八幡町交差点:都302(靖国通り)

 | 都405(外堀通り)・都302(靖国通り)重複

市谷見附交差点:都302(靖国通り)

 | 都405(外堀通り)

飯田橋交差点:都8(目白通り)・都25(大久保通り)

 | 都405(外堀通り)

水道橋交差点:東京都道301号白山祝田田町線(白山通り

 | 都405(外堀通り)

都403本郷通り)と立体交差。連絡路なし。

 | 都405(外堀通り)

昌平橋交差点:国17・都405(外堀通り)

 | 国17

万世橋交差点:国17・都437中央通り

 | 通称なし

千代田区神田佐久間町1丁目:国4昭和通り

[編集] 脚注

  1. ^ 環状第2号線整備東京都
  2. ^ 環状第二号線新橋・虎ノ門地区市街地再開発事業(東京都)
  3. ^ 環状2号線(晴海~汐留)の事業に着手(東京都)
  4. ^ 環状二号線新橋・虎ノ門地区市街地再開発事業”. 東京都再開発事務所. 2011年12月22日閲覧。当初の完成予定は2009年平成21年)であった
  5. ^ a b c 「日本再生の記憶と遺産」『日本経済新聞』 2011年平成23年)8月10日 朝刊社会面
  6. ^ a b c 越澤 明『後藤新平 ――大震災と帝都復興』ちくま新書 2011年
  7. ^ a b c d 越澤 明『東京都市計画物語』ちくま学芸文庫 2001年
  8. ^ 環状第2号線隅田川橋りょう(仮称)整備事業

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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