フキユキノシタ
| フキユキノシタ | ||||||||||||||||||||||||
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 福島県吾妻山 2012年8月
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| 分類（APG III） | ||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | ||||||||||||||||||||||||
| Micranthes japonica (H.Boissieu) S.Akiyama et H.Ohba[1] | ||||||||||||||||||||||||
| シノニム | ||||||||||||||||||||||||
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| 和名 | ||||||||||||||||||||||||
| フキユキノシタ（蕗雪の下）[3] |
フキユキノシタ（蕗雪の下、学名：Micranthes japonica ）は、ユキノシタ科チシマイワブキ属の多年草。以前はユキノシタ属（Saxifraga ）とされていた[3][4][5]が、分子系統解析の結果からユキノシタ属の数種とともに、チシマイワブキ属（Micranthes ）に分割された[6]。
特徴[編集]
根茎は径1cm内外になる。根出葉に長さ20-30cmになる長い葉柄があり、葉身は径3-15cmになる卵形から卵円形で、基部は心形で、縁には不ぞろいのとがった鋸歯がある。葉はふつう無毛[3][4][5]。
花期は7-8月。高さ20-80cmになる花茎を出し、円錐花序状に、まばらに多数の白色の花をつける。花茎には葉が無いかまれに1個つき、花茎、花軸、花柄に軟毛がはえる。苞は下部のものは卵形、上部のものは披針形になる。花弁は長さ3-4mmの長倒卵形で5弁あり、背面の中脈は暗赤紫色を帯びる。花弁は花後すぐに落ちる。雄蕊は花弁と同長かすこし長く、10個あり、開裂直前の葯は濃赤紫色になる。雌蕊は2個の心皮からなり、基部のみが合着する。果実は長楕円形の蒴果で長さ7-11mm。種子は紡錘形で長さ1.1mmになる[3][4][5]。
分布と生育環境[編集]
日本固有種。北海道、本州の東北地方、中部地方以北の日本海側、四国の剣山に分布し、低山帯から亜高山帯の渓流沿いの岩上や砂礫地に生育する[3][4][5]。
ギャラリー[編集]
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根出葉は長い葉柄をもつ。
脚注[編集]
- ^ フキユキノシタ 米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名−学名インデックス」（YList）
- ^ フキユキノシタ 米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名−学名インデックス」（YList）
- ^ a b c d e 『山溪ハンディ図鑑8 高山に咲く花』pp.274-275
- ^ a b c d 『日本の野生植物 草本II 離弁花類』pp.168-172
- ^ a b c d 『山溪カラー名鑑 日本の高山植物』p.392
- ^ 日本のチシマイワブキ属の学名, 「植物研究雑誌The Journal of Japanese Botany」Vol.87 No.4 (August 2012)
参考文献[編集]
- 佐竹義輔・大井次三郎・北村四郎他編『日本の野生植物 草本II 離弁花類』、1982年、平凡社
- 豊国秀夫編『山溪カラー名鑑 日本の高山植物』、1988年、山と溪谷社
- 清水建美、木原浩『高山に咲く花 山溪ハンディ図鑑8』、2002年、山と溪谷社
- 米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名−学名インデックス」（YList）
- 日本のチシマイワブキ属の学名, 「植物研究雑誌The Journal of Japanese Botany」Vol.87 No.4 (August 2012)
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