フォクトレンダーのレンジファインダーカメラ製品一覧

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フォクトレンダーのレンジファインダーカメラ製品一覧(フォクトレンダーのレンジファインダーカメラせいひんいちらん)は、フォクトレンダーがドイツ時代に製造した、レンジファインダーカメラの一覧である。レンジファインダーを装備していてもスプリングカメラはフォクトレンダーのスプリングカメラ製品一覧、コンパクトカメラはフォクトレンダーのコンパクトカメラ製品一覧、コシナがフォクトレンダーブランドで販売した製品はコシナ・フォクトレンダーのカメラ製品一覧参照。

135フィルム使用カメラ[編集]

ヴィテッサシリーズ[編集]

プロミネントシリーズ[編集]

プロミネントボディー[編集]

ライカ判のレンズ交換式レンジファインダーカメラで戦前のいわゆる「花魁」プロミネントとは全く機構上の共通点を持たない。今日一般に「プロミネント」と言えばこちらのことが多いと思われる。区別するため「プロミネント35」と呼ばれることもある[1]。レンズビハインドシャッター。

  • プロミネントIProminent I1951年発売[1]) - 初期製品は吊り金具もアクセサリーシューもないが、後に装備するようになった[2]
  • プロミネント普及型1954年発売[3]) - レンズ交換ができないタイプ[3]
  • プロミネントIaProminent Ia1956年頃発売[1]) - フィルム巻上げはレバー式で2回巻上げ[4]。35、50、100mmの枠が組み込まれた。
  • プロミネントIIProminent II1958年[3][4]発売) - ファインダーが等倍になった[4][5]

プロミネント用レンズ[編集]

  • ウルトラゴン24mmF5.8(試作のみ?)[6]
  • スコパロン35mmF3.5[4]
  • ノクトン50mmF1.5 - 5群7枚[7]。アタッチメントがφ49mm外ネジに変更された[1]
  • ノクトン50mmF1.5 - 5群7枚[7]。アタッチメントは当初φ47mmカブセ[1]
  • ウルトロン50mmF2[4]
  • カラースコパー50mmF3.5[4]
  • ダイナロン100mmF4.5
  • テロマー100mmF5.5 - ミラーボックス併用[6]
  • スーパーダイナロン150mmF4.5

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e 『別冊ステレオサウンド ヴィンテージカメラセレクション』p.52。
  2. ^ 『クラシックカメラ専科No.17、フォクトレンダーのすべて』p.36。
  3. ^ a b c 『クラシックカメラ専科No.17、フォクトレンダーのすべて』p.21。
  4. ^ a b c d e f 『別冊ステレオサウンド ヴィンテージカメラセレクション』p.53。
  5. ^ 『クラシックカメラ専科』p.93。
  6. ^ a b 『クラシックカメラ専科No.17、フォクトレンダーのすべて』p.75。
  7. ^ a b 『プロ並みに撮る写真術II』p.320。

参考文献[編集]

  • 『クラシックカメラ専科』朝日ソノラマ
  • 『クラシックカメラ専科No.17、フォクトレンダーのすべて』朝日ソノラマ
  • 『別冊ステレオサウンド ヴィンテージカメラセレクション』ステレオサウンド ISBN 4-88073-035-1
  • 日沖宗弘『プロ並みに撮る写真術II』勁草書房 ISBN 4-326-85127-9