ファットバイナリ

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ファットバイナリ (FAT Binary) とはコンピュータソフトウェアバイナリ形式の一種で、一つのソフトを、互換性のない複数のCPUで実行できるように各CPU用のコードを同時に格納した形式をいう。

ファットバイナリの用途[編集]

ファットバイナリが利用されるのは次のような場合である。

このような場合、アーキテクチャを気にせずソフトを運用できるので、配布や管理面に優れる。ただし、使用されないアーキテクチャのコードを内蔵するためバイナリのサイズが大きくなる(このことがFATと呼ばれる所以である)。通常そのような領域を削除するユーティリティなどを利用する場合が多い。

実装例[編集]

Mac OSでは、旧来よりリソースフォークのCODEリソースに実行ファイルが収められており、PowerMacではデータフォークに収めるというスタイルを採ることで実現している。一方のUniversal Binaryは、Mac OS Xにおいてリソースフォークをあまり使わない方針となったため、一ファイルに複数アーキテクチャのバイナリを収め、JavaによるプログラムでCPUを判定し、適切なバイナリを実行している[要出典]。JavaプログラムはJavaバイトコードとしてコンパイルされたものが、これら複数のバイナリの先頭に配置されている。そのため実行ファイルをバイナリエディタなどで表示すると、Javaのバイトコードであることを示すマジックナンバー (0xCAFEBABE) と各アーキテクチャ用のマジックナンバーが確認できる。