パンサー・リオ

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パンサー・リオ
フロント
概要
製造国 イングランドの旗 イングランドウェイブリッジ
販売期間 1975年9月 - 1977年(生産終了)
デザイン ロバート・ジャンケル
ボディ
ボディタイプ 4ドアセダン
駆動方式 後輪駆動
車両寸法
ホイールベース 2,438 mm
全長 4,115 mm
全幅 1,575 mm
全高 1,372 mm
その他
生産台数 38台[1]
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リオRio)はパンサーがかつて製造・販売していた小型高級乗用車である。ファミリーユースのドロマイトとは違い、ロールス・ロイス水準で仕立てあげられた。

概要[編集]

リオは創業者でありながらデザイナーでもあったロバート・ジャンケルによって作られた。当時このような車は市場で優位な立場をとっていた。ロバートはこれに目をつけ、経済的でありながら高級品と見なされるロールス・ロイスの所有者をターゲットにリオの開発を始めた。しかし、世間では第一次石油危機の煽りもありこの手の高級乗用車の需要は減少し始めていた。

ドロマイトの近代的で伝統的な贅沢の組み合わせが買われ、改良の上で再使用された。

価格は当時の同種と比べ高価であり、1976年2月当時で9445ポンド(リオ Especial)。ライバル車であるジャガー・XJが7496ポンドであることからこの高さが窺える。またXJはリオに匹敵する高級さであると宣伝されていた[2]。なおドロマイトスプリントに関しては3283ポンドである。

参考文献[編集]

  • David Culshaw, Peter Horrobin: The Complete Catalogue of British Cars 1895−1975. Veloce Publishing PLC, Dorchester 1997, ISBN 1-874105-93-6
  • Harald Linz, Halwart Schrader: Die große Automobil-Enzyklopädie, München/Wien/Zürich 1985, ISBN 3-405-12974-5.

脚注[編集]

注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ Davis, Tony (2005). Extra Lemon!. Bantam. p. 77. ISBN 1-86325-550-8 
  2. ^ Bob Jankel of Panther had the great idea of building a luxury car based on the Triumph Dolomite”. Aronline.co.uk. 2011年10月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年12月3日閲覧。

関連項目[編集]