バラエティ・ジョーンズとスメドレー
バラエティ・ジョーンズ(Variety Jones) (通称サイモン(Cimon))とスメドレー(Smedley) (Smed)・チャージャーはダークネット・マーケットの「シルクロード」の創設に密接に関与したと報じられている個人の偽名。
関与[編集]
セキュリティ研究者のRuna A. Sandvikによれば、バラエティ・ジョーンズは麻薬戦争に反対する大麻種子のベンダーとして2011年にシルクロードに参加した。ロス・ウルブリヒトとは緊密に協力しており、ペネトレーションテストのテスター、金融アドバイザー及びメンターとして行動し、ウルブリヒトが用いていた肩書き「ドレッド・パイレーツ・ロバート(Dread Pirate Roberts)」を提案した人物でもある。差し押さえられたチャットのログによれば、ジョーンズはまた最初の嘱託殺人疑惑を提案していたが[1] 、実際に行われることはなかった[2]
スメドレーはGawkerユーザーの流入の後に比較的高賃金の従業員としてコーダーとしてサイトに参加した [3]。未完成のプロジェクトとして暗号化電子メールシステム「シルクメール」と将来の金融及びインターネットプロジェクトなどが含まれていた。時にはスメドレーが直接ジョーンズに報告しているようだった
素性[編集]
ブロックチェーンのビットコイントランザクション、機密情報源、貴重なタイの大麻種子、別名の合理化の追跡を通じてこれら個人の身元調査が行われた。結果としてスメドレーの身元はタイ在住のアメリカのウェブ開発者Mike Wattierの可能性があると示唆された。バラエティ・ジョーンズは同じくタイ在住のカナダ人のトーマス・クラークの可能性があった[4] 。2015年12月3日、クラークはタイで逮捕されアメリカ合衆国へ引き渡しに直面している[5]
拘留[編集]
タイでの彼の逮捕及び拘留(現在も継続中)の約1年後、クラークはタイの軍事政権の首相プラユット・チャンオチャに近い情報関係職員のための「極秘情報」を持っていると主張した[6]
タイで引き渡しと戦っている間、彼はコンクリートの床で睡眠をとっており、クラークはシルクロードのダークドラッグネットワークに関与した腐敗したFBI捜査官の知識を持っていると主張している。
脚注[編集]
- ^ Greenberg, Andy (2015年4月1日). “Silk Road Boss’ First Murder-for-Hire Was His Mentor’s Idea” 2015年10月11日閲覧。
- ^ Bearman, Joshuan. “The Untold Story of Silk Road, Part 1” 2015年10月11日閲覧。
- ^ Adrian Chen (2011年6月1日). “The Underground Website Where You Can Buy Any Drug Imaginable”. Gawker 2011年6月15日閲覧。
- ^ Cox, Joseph (2015年9月10日). “These Are the Two Forgotten Architects of Silk Road”
- ^ Cox, Joseph (2015年12月4日). “FBI Says Suspected Silk Road Architect Variety Jones Has Been Arrested” 2015年12月5日閲覧。
- ^ https://arstechnica.com/tech-policy/2016/09/exclusive-our-thai-prison-interview-with-an-alleged-top-advisor-to-silk-road/