ノート:ブレンデッドウィングボディ

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「ブレンデッドウィングボディ」がカバーする範疇について[編集]

ちょっとした質問なんですが、ブレンデッドウィングボディという概念または用語はいつ頃から使用され始めたのでしょうか?NASAとかアメリカ空軍がBWBという概念を提唱し始めたのは少なくとも1990年代以降だと思います。そうすると純粋なBWB機はX-48くらいしかないわけですが、例えば九二式重爆撃機G.38のライセンス生産)、XP-67F-16なんかもブレンデッドウィングボディなどとよく言われています(別の表現も多くて、例えばen:Wing loading#Design considerationsではF-16やMiG-29がblended wing-fuselageと表現されてたりもします)。NASAの唱えるBWBが全翼機の発展型なのに対して、それ以外のものは主に胴体と翼が融着しているという共通点しかないように感じますが、この辺はどうなんでしょう?--タタロコ 2008年3月19日 (水) 13:27 (UTC)[返信]

BWBが全機形状について定義される言葉であることから、BWBと呼べるのはX-48Bだけではないかと思います。XP-67は確かに怪しいですが、やはり全機形状にまで徹底されていないので除外してもいいかと。--Tuso 2008年3月19日 (水) 15:35 (UTC)[返信]
そんな気がします。ただ、XP-67は岡部ださくさんが『世界の駄っ作機』の中で「今で言うところのブレンデッドウィングボディだね」というようなことを書いてはいますけどw。しかし狭義のBWBしか扱わないのは狭量に感じますので、現在「採用例」となっている項目は「ブレンデッドウィングボディとして言及される機体」などと改変して存続させるのがベターかなと個人的には思ってます。そのうち資料が集まったら投稿させてもらうかもしれません。--タタロコ 2008年3月20日 (木) 14:12 (UTC)[返信]
あ、それいいですね。僕は賛成です。--Tuso 2008年3月21日 (金) 04:35 (UTC)[返信]
牧野光雄著「航空力学の基礎(第2版)」ISBN 9784782840702ではF-16を、落合一夫著「新航空工学講座第1巻 航空力学」ISBN 9784930858412ではB-1を例に挙げてブレンデッドウィングボディ(あるいは一体化翼胴)を取り上げていますが、両者ともエリアルールと同じ節で扱われ、エリアルールを推し進めて翼と胴の境目をなくし、かつ構造上容積上利点がある手法であると解説されています。X-48はBWBかつ全翼機では世界初ではありますが、少なくとも今日的な概念でBWBが使われた実用機はF-16で、B-1やSu-27、MiG-29、ラファールあたりの主翼と胴とが滑らかに接続している形態はみなBWBとして良いのではないでしょうか。--Fox-asai 2008年3月20日 (木) 20:06 (UTC)[返信]
BWBはNASAのHPの当該項目を見る限り、リフティングボディや全翼機など既存形状の特徴をあわせたものであるようです。ですからBWBの一部分だけを捉えてしまうのはどうかな、というのが僕の意見です。しかしエリアルールってのは怪しいですね・・・--Tuso 2008年3月21日 (金) 04:35 (UTC)[返信]
用語自体はかなり古くから用いられていたようです。とりあえず NTRS で簡単な検索をしてみたところ、1959か60年には既に blended wing body の記述が見られます (NASA-TM-X-372, NASA-TM-X-105)。読めばすぐわかりますが、これらはエリアルール的な考えに沿った実験における文脈で用いられています。すなわち、wave drag の低減を主眼においているということです。これらが最初かどうかはわかりませんが、少なくとも、もともとはこういった機体コンフィギュレーションを指して使われていた用語であることは間違いなさそうです。『BWBが全機形状について定義される言葉である』『BWBの一部分だけを捉えてしまう』(Tusoさん)とありますが、少なくともこの時点ではそうではなくて、一部だけで BWB であった、ということになります。したがって F-16 などなどに対して blended wing-body だとか -fuselage だとか言う(というか、言っていた)ことはいたって自然でしょう。一方、90年代になって高亜音速から遷音速にかけても、摩擦抗力・干渉抗力などの低減や荷重分布の最適化などを狙って blended wing body configuration が使えそうだと考えられ始めて、結果、まるでX-48に対する固有名詞であるかのようにNASAは呼び始めている、という理解でいいのではないでしょうか。もちろん、flying wing や span-loader との絡みもあるんでしょう。まぁ、歴史的には飛翔生物(翼竜かな?)が最初の BWB であることには誰も異論はないと思いますが... ;) --.m... 2008年3月26日 (水) 14:36 (UTC)[返信]
拝見しました。この頃のblendedがおそらくエリアルールを満たすように翼と胴体をあわせて設計する(?)blending processから来ている点、目的、速度域の違いから、仰るとおりこの頃と現在ではBWBの意味が違うようです。ということでこれらを章に分けて記述するということでいいですか?--Tuso 2008年3月28日 (金) 12:12 (UTC)[返信]
こんにちは。章(節)に分けての記述でいいんじゃないでしょうか。ただ、現在では亜音速機のみをさすというような記述にしてしまうとしたら、それはどうかなと少し思います。単純に、超音速機と亜音速機(あるいは戦闘機と輸送機という用途の方がいいでしょうか)で目標とするところが違うというくらいの記述にしておいたほうが無難なのかなと。--.m... 2008年3月31日 (月) 02:25 (UTC)[返信]
恐らくNASAの主張はNASAだけ(あるいはアメリカだけ)が言っているNASA-POVだと思いますので、章に分けて記述するというのがよいと思います(自分は書けませんが)。--PRUSAKYN (ПРУСАКИН) 2008年4月5日 (土) 10:11 (UTC)[返信]

(インデックス戻します)質問主ですが、皆さんの会話がとても参考になりました。X-48だけではなく、エリアルールの絡みでもブレンデッドウィングボディ(or類似の用語)が使われていたとは知りませんでした。もし両方の内容を盛り込むとすれば、やはり章や節で分けるのが理想的だと思います。自分は今すぐに編集できそうにないので無責任発言で恐縮ですが、今後の指針になれば幸いです。ただ、具体例や嚆矢的存在(G.38とかX-67)をどこまで紹介するかについてはなかなか難しいかもしれないですね。特にアカデミックでない文献ではブレンデッドウィングという用語が濫用されてるような気がしますので…個人的にはごった煮になってるのも嫌いじゃないですけど。--タタロコ 2008年4月8日 (火) 18:31 (UTC)[返信]

XP-67に関するご指摘の矛盾点について[編集]

確かにXP-67は古く、まだエリアルール版の(すなわち、古い)BWBの概念すら登場していない時代の機体ですが、振り返ってみると現代でいうBWBの概念(摩擦抵抗低減うんぬん)に当てはまる機体だった、ということが『世界の駄っ作機』に述べられています。したがって矛盾は(今のところ)ありません。--Tuso 2008年5月12日 (月) 18:27 (UTC)[返信]

正直言って今の本文は、内容にまとまりがなくて、支離滅裂というのが正直な感想です。というのも、未だ実験機に過ぎないX-48Bをメインに据えて、それ以前から存在するBWBが偽物であるかのような記述になっているからです。BWBの概念は第二次世界大戦から存在するものであり、その名称もX-48Bより前から存在するものであって、X-48Bだけが本物のBWBであるかのような文章構成が根本的に間違っていると言わざるを得ません。 単純な文章としてもおかしいのは一目瞭然でしょう? 90年代以前のBWBにSR-71やF-16を入れていて、XP-67を外しているのは、一体どういう文章構成ですか?--PATMAN 2008年5月13日 (火) 10:48 (UTC)[返信]
SR-71やF-16とXP-67では、形状こそ”翼と胴体を滑らかに”つないだ機体形状ですが、上の方で述べられているように目的が全く違います。前者は断面積変化を緩やかにし、超音速飛行時の造波抗力を低減するのが目的です。一方、後者は表面積をなるべく減らし、亜音速飛行時で支配的な摩擦抗力を低減すると共に、滑らかな形状によって剥離を抑え、干渉抗力をも低減する目的でこのような機体形状を採用しています。これは両者の飛行速度域からして明白でしょう。したがってこれらは区別しています。
問題なのは、”90年代以前”という呼称ですね。現在でもエリアルール的な意味で割りと使われているみたいですし、これは不適切でした。--Tuso 2008年5月13日 (火) 17:25 (UTC)[返信]
(節の整理をさせてもらいました)BWBもしくはblended-wing-bodyとすべての単語をハイフンで結んでしまう呼称は、もともと90年前後にマクドネル・ダグラスで提唱されボーイングとNASAに引き継がれたX-48タイプの新世代トランスポーターのことを指すようです。それ以前の概念を指す用語ではblended wing-bodyとかwing-bodyのように胴翼の結びつきを強調する傾向があって、特に用語を出さずにエリアルールの一部として説明されてしまう場合もあるようです。NTRSしか調べてないんでblended wing bodyの発端は不明(知ってる方は教えてください)ですが、前者と後者の関係は上のトピックでm...さんが指摘されている通りではないかなと思います(超音速機にエリアルールを適用する過程で培われた胴翼一体の設計手法が、超音速機以外にも応用されるようになった)。日本語の訳語では両者がちゃんと区別されているのかどうかはわかりませんけどね…。
本題ですが、両者は無縁ではないけれどコンセプトや応用域が異なるので、今のように別々に説明した方が混乱はないと思います。具体例に関しては明確な(できればある程度専門的な)出典があるもののみを載せるというのはどうでしょうか?F-16やB-1に関してはFox-asaiさんの示された文献でカバーできると思います。もしくは逆に出典のないものを「類似性を持つ機体」などという節を作ってそちらに移してしまうという手もあります(独自研究になるおそれはありますが)。一応タイムリーな術語ですからできる限り正確な記述を心がけた方がベストかなと。--タタロコ 2008年5月14日 (水) 00:30 (UTC)[返信]
「近年の定義」と「以前」という文章構成では、まだおかしいと思いますが。最旧であるXP-67と最新の実験機であるX-48Bが同じ「近年」というカテゴライズでは、違和感がかなり大きいのですが。「音速未満」「超音速」というカテゴライズでは駄目ですか? そのほうがかなりすっきりすると思いますが。
また特徴の部分も支離滅裂になっています。空気力学的効率の向上・騒音低減・積載物配置の自由度向上・構造重量低減、これらは全て超超音速のBWB機にもあてはまる事ですが(もっともF-16等の積載物というのは燃料の事になりますが)。ステルス性についても超音速機に限ったものではありません。--PATMAN 2008年5月14日 (水) 09:04 (UTC)[返信]
というかよく考え、調べてみたのですが、まだこのコンセプトが実用化するともわからないX-48Bと、それ以外の広く採用されているBWBを同列で記述するのが、そもそもの間違いだったのでは? 項目中のBWBについての解説はF-16などで採用されているものについて記述して、実験機X-48B(とBWBという言葉が存在しない時代に現代でいうBWBを採用したXP-67)を特記事項として記述するという体裁にしたほうがよいのではないでしょうか?--PATMAN 2008年5月14日 (水) 12:08 (UTC)[返信]
亜音速BWBは先のトピックで示したNASAの当該ページやboeingのページにソースがありますが、ステルス性については述べられていないので除外しました。おそらく、ほとんど全機でのステルス性には影響しなかったのではないでしょうか。というかそもそもステルス性の検証を行っていない可能性もありますね。
超音速BWBには明確にその利点を述べるソースがないのでその根幹となる概念、エリアルールによる衝撃波低減以外は記載を控えました。ステルス性についても明確な根拠となる原理またはソースが確認されなければいずれ削除すべきものと考えています。
そして体裁ですが、個人的な感想としては少なくとも学会でBWBと言えばやはりX-48Bのような機体を指すことが多いような気がします。発表が最近ですし、ニュースでもたまに見かけますからね。まぁこれはあくまで感想ですからこっちをメインにしろとは言いませんが、このように今後普及が期待されるタイムリーな意味であることを考慮すれば、両項目は同等に扱ってよいかと思います。記事もこちらのほうが書きやすいですし。--Tuso 2008年5月14日 (水) 13:07 (UTC)[返信]
まず混乱を避けるために断っておきますが、BWBと略すとX-48タイプのコンセプトを指します。記事の細かい内容(カテゴリの名称、特徴、具体例)についてはまだ議論の余地がありそうですが、とりあえずBWBと一般的なブレンデッドウィングボディを分けるという方向では意見が一致してますね。ステルス性に関してはどちらかといえば副次的なものだと思います。扁平ならばステルスっていうのもあまりにも乱暴ですし…(もっとも本気で論じようとするならこれくらい読まなければならないのかもしれません)。
X-48はまだ概念実証段階ではありますが、Tusoさんも書かれているように近年の学会ではBWBのことを指すことが多いようです(参考:NTRSの検索結果、CiNiiもサンプルは少ないけど似たような感じ)。また現英語版ではX-48タイプのものについてのみ述べられています。ニュースや新聞を見て検索をかける人も、おそらくBWB型の新世代輸送機について知りたいという人が多いのではないでしょうか。
あと件のX-67ですが、これはブレンデッドウィングボディとして紹介するには正直微妙ではないでしょうか。(駄っ作機以外に)出典があれば別ですが、これを含めるとG.38やXF5Uなんかも具体例に含めようとする意見が出てきて収集がつかなくなるような気がします。また出典不明ですがサーブ 35 ドラケンの記事では同機がブレンデッドウィングボディの始祖として紹介されていたりします。こういう曖昧な場合はリフティングボディの記事のように基準を甘々にするか、出典がないものは載せないという厳しい立場を取るかのどちらかだと思いますが、ブレンデッドウィングボディという術語のデリケートさを考えると後者の方が良いと思います(少なくとも全翼機やリフティングボディよりは精密な言葉だと考えます)。
もしくは「胴体と翼を融着させることで揚抗比の改善とペイロードの増大を目指した機体形状」程度のブレンデッドウィングボディのごく一般的特徴をとらえた定義文を用意して、具体例(と思われるもの)を列挙するという純雑学的な記事にしてスタブ化するという方法もありますが、今の記事はなかなか充実してますし、今後の改善も図れますのでそうしてしまうのはもったいないかなと思います。--タタロコ 2008年5月14日 (水) 23:43 (UTC)[返信]
「BWBと略すとX-48タイプのコンセプトを指します。」という事については、間違いであると申し上げます。出典は「KKワールドフォトプレス アメリカ軍用機カタログ」1979年12月20日発行。P60にF-16の解説として「ブレンデッド・ウィング・ボディ(BWB)」という言葉が、明記されています。X-48が登場するよりも前の書籍です。G.38やXF5Uサーブ 35 ドラケンを含めて、一体どこが問題なのでしょうか? X-48だけが正規のBWBであるという(私から見れば間違った)内容にこだわりたいがために、それ以外にBWBの例が大量に存在しては困るという風にしか見えないのです。またこれらはBWBという言葉ができる以前の機体ではありますが、それを言えば世界最初の飛行機であるライト・フライヤーは「カナード翼形式(エンテ式)」です。当時はそんな言葉は無く、後からそういう言葉ができただけです(尾翼が後部にある航空機が一般的になったため)。他にもこういう例はいくらでもあります。--PATMAN 2008年5月15日 (木) 09:08 (UTC)[返信]

(インデント戻します)”BWBと略すとX-48タイプのコンセプトを指します。”はおそらくタタロコさんの文章内での混乱を避ける意図での発言でしょう。

まあそんなことはどうでもいいとして、NASAの亜音速BWBに関するページちゃんと読みましたか?The BWB is a hybrid shape that resembles a flying wing, but also incorporates features from conventional transport aircraft.ってかいてあります。要するに”BWBは従来の飛行機とは違った全く新しい飛行機なんだよ”ということが述べられています。(開発もとの)NASA的にはBWBはX-48Bただひとつだと。そして、The BWB airframe merges efficient high-lift wings with a wide airfoil-shaped body, allowing the entire aircraft to generate lift and minimize drag. This shape helps to increase fuel economy and creates larger payload (cargo or passenger) areas in the center body portion of the aircraft.と特徴(利点)が述べられています。この中にはwide airfoil-shaped body、すなわちリフティングボディ形状を持つことが示されており、これによって大概のニセ亜音速BWBははじかれます。そして残るのは全翼機・リフティングボディ機だけです。これらはBWBの元となった、と先のソース中に記述があります(The basic concept for a blended wing body was first developed decades ago and variations of it have been used in the famous B-2 bomber (a blended wing) and the lesser-known YB-49 (a pure flying wing from the 1940’s))。

要するに開発元のソースを読むとX-48B以外に亜音速BWBは存在し得ないことがわかります。--Tuso 2008年5月15日 (木) 16:46 (UTC)[返信]

すみません、「BWB」の用法については私の認識不足だったようです。ただ、90年前後にマクドネル・ダグラスの関わったプランやX-48以外で略称を適用した例がほとんど見られないのと、近年の概念が「BWB」として強調されているのは事実です。「G.38やXF5U、サーブ 35 ドラケンを含めて、一体どこが問題なのでしょうか?」ということですが、それはちょっと誤解です。候補を全てピックアップするという選択肢もあるけれど、そうすると(出典がないという意味で)記事の正確性が落ちるし、何か基準を設けておかないと”それっぽい”機体が今後際限なく追加されていく可能性を懸念しただけのことです。しいて問題を挙げるとすれば”それっぽい”だけでブレンデッドウィングボディに含めてしまうことでしょうか。BWB(以後意味を分けずに略します)かどうか判定するのは、例えばカナードを見分けるほど簡単ではないと思います。カナードの場合は形態と役割が明確ですし、用語の用法もラフで、名称命名の歴史的な前後関係はそれほど重要事ではないと考えます(もっともジェット戦闘機での応用では独特の目的があったりしますけど。ちなみにアフターバーナーとリヒートの関係も似たレベルの話だと思う。)。しかし、BWBでは外見的特徴や効能の前に、その設計手法(いわゆるblending process?)が重要だと思うんです。おそらく機体の表面積、二次元平面形、断面形状、場合によってはエリアルールやステルス性等を考慮して束縛条件を課し、機軸に沿った表面形状を計算しているのでしょう(推測)が、このプロセスがBWBの本質で、一般化するために前提とすべき事柄であるような気がします。もっとも私も文献をくまなく読んだわけではなく根拠に乏しいので賛同しろとは言いませんし、記事に明示できる内容ではありませんが…。この観点で候補となる機体を概観しますと、例えばG.38はアウト、X-67は単に機体表面を滑らかに接続しただけ(フィレットの延長)、Saab 35はBWBというよりもダブルデルタ翼コンセプトであのような形状になっているように見えるんです(胴体ははっきりしてますし)。
以上は与太話です。話題も各論に移っているようなので後でまた書き込ませてもらうかもしれません。(時間が押してるもので…乱文すみません)。--タタロコ 2008年5月16日 (金) 04:26 (UTC)[返信]

X-48BとBWBに関する記述の間違い[編集]

具体的に問題箇所として指摘させていただきます。現在の本文での記述で、あたかもX-48BのBWBだけの特徴であるように列挙されている項目です。

空気力学的効率の向上
以前のBWBからの特徴です。むしろエリアルールを考えると、以前の超音速機のBWBのほうにこそ、より著しい特徴であると言えます。
積載物配置の自由度向上
F-16のBWBの特徴(小型機でありながらその割に燃料搭載料が多い)として挙げられています。
構造重量低減
同じく軽量機であるF-16の特徴です。

となると、X-48BのBWBのみの特徴として挙げられるのは「騒音低減」「積載物への負担増」「窓側席の減少(旅客機の場合)」「胴体構造の耐圧性減」が残る事になりますが、これは「X-48BのBWBの特徴」というよりは、「旅客機・貨物機にBWBを採用した場合の特徴」というべきものとしか見えないのですが。--PATMAN 2008年5月15日 (木) 09:48 (UTC)[返信]

・・・だから上のトピックで言ってるでしょう、超音速BWBには明確にその利点を述べるソースがないのでその根幹となる概念、エリアルールによる衝撃波低減以外は記載を控えました。って。もう少なくとも僕は40年も前の、エリアルールのオマケのような概念には興味も書くネタもないのでどんどん加筆してください。
あと、”より著しい特徴”?なにを根拠に?エリアルールによる造波抵抗低減>表面積削減や平滑化による有害抗力低減である根拠を述べてください。
大体、記事を分割したという意味を理解していないような発言を繰り返してますね。分割したんだから特徴被ってても問題ないでしょう。--Tuso 2008年5月15日 (木) 16:46 (UTC)[返信]
単なる足し算の話ですが? BWBによる空気抵抗低減は、亜音速機なら「表面積削減や平滑化による有害抗力低減」、超音速機なら「表面積削減や平滑化による有害抗力低減+エリアルール」 それとも超音速機においては「表面積削減や平滑化による有害抗力低減」は存在しないとでも? 分割の件について意味が無いと意見を述べているのですが。「分割したんだから特徴被ってても問題ない」逆ですよ。被っているから分割の意味がないのですが。現状の記事は、言ってみればステルスの項目でF-117だけ分割するようなものです。--PATMAN 2008年5月15日 (木) 22:12 (UTC)[返信]
ええ、特徴と言えるほどには存在しませんよ。エリアルールを満たすための平滑化と有害抵抗低減のための平滑化は同一ではありませんから。航空機の空力特性は、それこそ全体サイズの数パーセントかそれ未満の、ぱっと見でわからないような形状変更で抗力係数が数十パーセントも変化する非常にデリケートなものです。なんでもかんでも滑らかにすりゃいいってもんじゃないんですよ。
あと付け加えるならば、リフティングボディによる揚抗比向上も亜音速BWBの空力的特徴ですね。まあ記事には前から書いてありますが。
さらに、上のトピックにせっかくソースの解説を書いたんだからコメントしてください。BWBが革新的で他に類を見ない概念であることをNASAが主張しているというのは記事分割化のこの上ない根拠となるでしょうから。--Tuso 2008年5月15日 (木) 23:43 (UTC)[返信]
確認しました。その記事を見るに、X-48BはYB-49やB−2の「全翼機」の流れを汲む設計だと書いてありますが。この記事を見るに、むしろX-48Bについての記述は、全翼機の項目のほうに移動したほうが適切ではないでしょうか?そういう内容の記事ですね。--PATMAN 2008年5月16日 (金) 09:46 (UTC)[返信]
少なくともそのNASAの記事は、F-16などの「明らかにそれ以前から存在するBWB機」について全く述べられていない訳です。申し訳ないのですが「ブレンデッドウィングボディ」の項目を執筆するにあたって、全体構成に影響させる必要の無い記事です。--PATMAN 2008年5月16日 (金) 10:13 (UTC)[返信]
なんだか水かけ論になって来てますので、とりあえずこの辺で手を打ちませんか?(⇒試案[1]
滑らかな形状⇒抵抗低減+リフト⇒揚抗比増大⇒燃費・搭載量の向上という雰囲気でBWBの特徴を総括してます。採用例として挙げられていた機体はとりあえず紹介する方向でまとめました。X-48型のボーイングのBWBの特筆性ですが、独自の特徴と知名度の点でやはりあると思います。X-48以前のBWBは(素人には)漠然とした設計手法としてしか括れませんが、ボーイングのBWBは応用分野と展望そして特徴が具体的で、パッケージ化された一個の概念といった趣があります(まあこの辺は商業的な意図があるのかもしれません)。また知名度についてはwebを眺めてもらえばわかると思いますが、少なくとも大学や学会といったアカデミックな場でホットな話題となっているのはボーイングのBWBが多いようです。それからボーイングのBWBの特徴を改めて書くことの意義ですけど、これもあると思います。まず比較の対象(従来型の輸送機・旅客機)がはっきりしている点、そして要点がクリアにまとめられている点がその理由です[2](余談ですが、この辺も含めてパッケージ化されているという印象があるんです)。逆に以前のBWBではまとめたくてもまとめられないというのもありますけどね、比較の対象も明確ではありませんし。
というわけで、Tusoさんが初めにボーイングのBWBを意識して記事を立てられていること、それ以前のBWBに対する我々の(少なくとも私の)知識が不足していることも勘案して、とりあえず試案のような構成と内容を提案します。以前のBWBに関しては知識を得た人が加筆していくということでどうでしょうか。あとTusoさんには申し訳ないけど、より多くの人の意見を取り入れるという意味でスタブ化することに多少の効果があるかもしれません。--タタロコ 2008年5月17日 (土) 12:02 (UTC)[返信]
試案にもスタブ化にも賛成です。ただ、編集方針は示しておいたほうがいいと思います。採用例を追加するときには出典を示せ、とか。--Tuso 2008年5月17日 (土) 13:01 (UTC)[返信]
X-48BがBWBを代表する機体として「知名度が高い」という意味で、項目全体としての「記事の量が多い」という事であれば、全くもって反対するつもりはありません。試案には全面的に賛成します。現状の記事の問題としては、あたかもX-48B以前のBWB機が本物のBWBではないという風にもとられかねない全体構成(最新の機体であるX-48Bの記述が記事の先頭になっている等)です。例えばステルス (軍事)の項目を見て頂ければ、当記事の特異性がわかると思います。言ってみればステルス機の歴史においてF-117はX-48Bと同様のエポックメーキングで、有名な機体です。ですが記事内において、F-117以前のステルス機は本物のステルスではないかのような記事にはなっていません。ステルス技術が時代とともに発展してきたのがよくわかる記述になっています。--PATMAN 2008年5月17日 (土) 14:20 (UTC)[返信]
半ば押し付ける形で申し訳ないですが、Tusoさん、PATMANさんとも試案への賛同ありがとうございます。Tusoさん指摘の出典ですが、個人的には欲しいです。ただ、厳密にやりすぎるとアメリカ以外の機体を紹介しにくいかななどという気もしています。この辺もBWBのオリジナル・コンセプトがわかればある程度規定できそうですが…。とりあえず試案はラフにまとめています。ただし一応、無尽蔵に具体例を追加しにくいような構成を意識してみました。それと方針とまではいきませんが、特に反対がなければ{{Notice|この記事のノートにBWBの定義や歴史に関する議論があります。編集の際は参考にしてください。}}を貼り付けさせてもらおうと考えてます。記事内容の充実、構成の改善は今後に期待したいところです。試案は少しいじってから投稿させてもらいます(とりあえずスタブ化しておきますね)。投稿後に訂正・追加などがありましたらよろしくお願いします。--タタロコ 2008年5月17日 (土) 16:25 (UTC)[返信]