ノート:ガーナの地方行政区画

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用例を調べていて疑問に思ったのですが、ガーナの州は片仮名語の方が多い? 他の国では東西南北等は普通に訳していますが、ガーナは片仮名にしておいた方がいいのか? johncapistrano 2008年3月17日 (月) 14:52 (UTC)[返信]

別件でこのページにたどり着きました。中立性や検証可能性に照らして適切とは考えがたい理由で北部州、東部州などに書き換えられていますが、ノーザン州、イースタン州などに戻すことを提案します。
別件では外務省のサイト内で北部州などが用いられている例が示されましたが[1]、外務省のサイトでもセントラル州、ノーザン州などが使われている例はいくつも見出せます[2][3][4][5]。また、ガーナ大使館公式サイト(日本語版)でも「セントラル」「アッパーイースト」などの州名が用いられていることから、現状では北部州など、訳した名称を採用すべき積極的な理由は存在しないと考えます。--Sumaru 2008年11月5日 (水) 13:58 (UTC)[返信]
  • (コメント)まあ根本には言葉に対する感覚の違いがあると思います。少し調べればお分かり頂ける筈だと思っていましたが、気分だけで書いているかのような扱いには大いに不満がありますので、こちらも用例を挙げておきます。johncapistrano 2008年11月6日 (木) 06:01 (UTC)[返信]
    • 和田正平, 江口一久『ガーナ東部州、スフム・ディストリクトにおける医療と食生活に関する実態調査報告』
    • 石井美保「子宮から農地へ : ガーナ南部のココア開拓移民社会における宗教実践の変容」
    • 亀井伸孝「アフリカの手話の世界探訪 [2] ろう者の村・ガーナ」
    • 六辻彰二「ガーナ第四共和制における二大政党制の軌跡」
    • アフリカ日本協議会「ナイジェリア・ガーナ編」
    • 宮川めぐみ「ガーナの初等教育における地域間格差の要因」
    • 野津志乃「ガーナの女性史 植民地期のアカン女性の役割の変容を中心にして」
    • 細見真也『アフリカの食糧問題と農民』
    • 高根務『アフリカの政治経済変動と農村社会』
    • [6]
>まあ根本には言葉に対する感覚の違いがあると思います。
そうですね。ノール県サントル地域圏ノルテ地方といった地名を思い浮かべると「他の国では東西南北等は普通に訳していますが」というご見解には必ずしも賛同できませんでしたし、英語だけ殊更どうこうとは思いませんでしたので、スタンスの違いは感じていました。ただ、いずれにせよ、そうした個人的な感覚は議論に持ち込むべきではないと思います。
>気分だけで書いているかのような扱いには大いに不満がありますので、
「中立性や検証可能性に照らして適切とは考えがたい理由で」と申し上げたことについては明らかに的外れな発言でしたので、撤回の上でお詫び申し上げます。もっとも、ある程度調査の上で変更したのならば、「単なる英語で書籍での用例は少ないので」などという投げ遣りとしか思えない履歴欄の表現は何とかしていただきたかったところだとも思いますが。
さて、その上で。
「西部州」などの用例がないとは元々申し上げておりません。別件でも申し上げたとおり、どちらの方が多く用いられているのかという話です。また、十分に調査なさっているらしい貴方から見ても、定訳がなくガーナの言語政策は不明だと仰るのならば、ガーナ大使館が訳さないままの名称を用いていることを尊重すべきではないのでしょうか。--Sumaru 2008年11月6日 (木) 10:37 (UTC)[返信]
ガーナ大使館って簡単な紹介をしてるだけでしょう(じゃあ「アクラ州」って書いてあるからアクラ州にするんですか?)。コートジボワールの様に訳すなということではなく専門家も訳しているのであれば片仮名語にする必然姓はないでしょう。書籍での用例が少ないのは事実でしょう。多いというのであれば挙げて下さい。johncapistrano 2008年11月6日 (木) 13:17 (UTC)[返信]
>多いというのであれば挙げて下さい。
何を仰っているのでしょうか。改名した際に「書籍での用例は少ないので」などと書いてあれば「少ないので参考にはならない」(あるいは「参考にしなかった」)という意味にとりうるでしょう、という話をしたつもりです。多いなどと誰が申し上げたのでしょうか。
さて、
>ガーナ大使館って簡単な紹介をしてるだけでしょう
簡単な紹介をしているだけなら一国家の公的なサイトの情報であっても無視してよいというのは、一体どのような方針文書に基づくご認識でしょうか。なお、あなたが指摘した以外にもBrong Ahafoを「ブロンアファホ州」と誤記しているのも認識していますが、書き間違えたということはありえるにしても、うっかり訳すのを忘れてカタカナで書いてしまったというのは考えづらく、同一レベルの話とは思えません。
>専門家も訳しているのであれば
用例は少ないですが、カタカナ書きのままの文献も見出せます。
  • 山田 肖子「ガーナの後期中等教育にかかる家計支出と教育機会および質の公平性--セントラル州の事例から」『国際開発研究』Vol.16, No.1 (2007年) pp. 1-19
  • 「ガーナ第4回国内会議を開催 セントラル州とイースタン州--2つのIP地区の経験交流」『世界と人口』(1999年) pp. 6-13
そして重要なのは貴方もお認めになるように定訳がないということです。Wikipedia:記事名の付け方#外来語には「定訳、正式名称がない場合はカタカナで表記します」とあります。専門家にも訳さない人がいて、日本の省庁も訳したり訳さなかったりで、ガーナの大使館に至っては訳していない。この状態でWikipedia:記事名の付け方に反する形で訳す必然性こそないのではありませんか。--Sumaru 2008年11月6日 (木) 14:19 (UTC)[返信]
北東と北西とアクラには定訳がないと言えるが、東部とか中央は定訳と言えるんでは。解釈の違いでしょう。johncapistrano 2008年11月6日 (木) 14:34 (UTC)[返信]
上での言い方が悪かったかもしれませんがWestern Region を「ウェスタン州」と表記するのも『訳し方』の一つでしょうに。そして「ウェスタン州」と「西部州」の間に、どちらを用いるべきという確たる『定訳』はありませんよね(Google検索ではむしろ前者の方が多いくらいです)。
以上を踏まえて言い直します。
専門家に「セントラル州」と訳す人も「中央州」と訳す人もいて、日本の省庁も「セントラル州」と訳したり「中央州」と訳したりで、ガーナの大使館に至っては「セントラル州」と訳している。この状態でWikipedia:記事名の付け方に反する形で「中央州」を優先する必然性こそないのではありませんか。--Sumaru 2008年11月6日 (木) 14:53 (UTC)[返信]
片仮名書きが好きな方はどこにでも一定いるようです。ガーナの場合は公用語が英語のみでウェブ上ではそれに拍車がかかったのではないか、ぐらいに思えます。ガーナ限定なら妥協の余地ありですが(Sumaru氏がするという訳ではありませんが、片仮名の用例を挙げて他の記事で同じような提案をされると、とても厭だなと。。)。johncapistrano 2008年11月6日 (木) 15:42 (UTC)[返信]
英語だけだから拍車がかかったというのは意味不明です。ノール県、ノルテ地方などのように他言語の方がなじみがない分カタカナ書きされやすい一方、むしろなまじ英語だと分かり易い分、「西部州」などと訳してしまう人が多い、といった解釈だって成り立つでしょう。ご自分の側に都合の悪い論拠を、根拠のあやふやな印象論のみで過小評価しようなさる傾向は何とかならないものでしょうか。
カタカナ書きが適切かどうかなどはケース・バイ・ケースでしょうから、該当する国で一律書き変えろなどと主張するつもりは元よりありませんし、そのように主張する方が現れたとすれば、私だって反対します。反面、各種方針文書や過去の合意に照らして適切とはいえないと見なせる事例に気付けば、他の記事で議論を提起することもありえます。ですから、貴方が個人的にお厭かどうかを理由として「ガーナ限定」などとお約束することはできません。とはいえ、わざわざあてつけがましく類似の事例を探し回って議論を吹っかけるつもりなんて、今のところありませんけれどね。各国の州記事よりも優先して立てたい記事は他にいくらでもあるので。
で、真正面からのお答えを頂いていないので、もう一度尋ねますが
専門家に「セントラル州」と訳す人も「中央州」と訳す人もいて、日本の省庁も「セントラル州」と訳したり「中央州」と訳したりで、ガーナの大使館に至っては「セントラル州」と訳している。この状態でWikipedia:記事名の付け方に反する形で「中央州」を優先する必然性こそないのではありませんか。--Sumaru 2008年11月7日 (金) 03:40 (UTC)[返信]
既に述べていますが、訳さなかっただけでしょう。専門家が訳しているのに「なまじ訳してしまう」という解釈ができるのも凄いですが、まあ訳すのには語数を減らしたいというのもあるでしょう。解釈の違いです。ガーナは現地語が公用語になっていないから特に英語仮名書きの傾向が顕著というのは外れていないと思います。フランスやポルトガルの例は訳すことが少ない例であっても、ガーナの場合書籍では訳すことが少なくはない。
本来書く必要がないことですが、見解や解釈が異なることは何の問題もなく、あなたの主張の論拠を私に都合が悪いなどと書かれる筋合いがありません。あなたの重み付けも印象論と変わりがありません。大使館の紹介文が公式の日本語名称を示していると看做せるかどうかも案内文の内容によると思います。今回の例では研究者の論文を上回る水準にはとても見えません。johncapistrano 2008年11月7日 (金) 04:04 (UTC)[返信]
>専門家が訳しているのに「なまじ訳してしまう」という解釈ができるのも凄いですが、
Googleヒット件数の裏付けを貴方が勝手に推測することの適否を述べているのですよ(あなたがネットでの広まりについて述べたことに返答したのですから、当然でしょう。いきなり専門家限定に話をすり替えられてしまうのは不思議ですね)。ネット上で「西部州」と訳している人が一々専門家の用例を調べた上でそう表記しているとは限らない、だから主観的な解釈によってヒット件数を過小評価するのはどちらの側からだってできる、という話です。
>今回の例では研究者の論文を上回る水準にはとても見えません。
大使館の日本語サイトの観光案内が専門家の研究論文の水準を上回る例って、一体どのような実例を念頭においておられるのでしょうか。
それはさておき、その研究者にもカタカナ書きの実例がある通り定訳がない状況で、「西部州」などを優先する必然性があるのか、という話をしているはずですが。--Sumaru 2008年11月7日 (金) 04:47 (UTC)[返信]
既に述べていますがWikipedia:信頼できる情報源において、北東、北西、アクラには定訳がないが、それ以外は定訳と言える、これが今回の私の見解です。訳語の幅はどのようなものにでもあると思いますが、一定の訳例があれば定訳と呼べると思います。ウェブの検索数は無関係のものもヒットしますし、参考値でしょう。これ以上は主張の違いなので繰り返されても返事の仕様がありません。訳語の幅を定訳がないという主張の根拠にされると私は多くの英語圏の記事が片仮名語にされてしまうのではと思ってしまいます。実際にそういう例もあってうんざりしているんですが、私の立場は変わりませんので、コメント依頼なりで合意を諮りましょうか?johncapistrano 2008年11月7日 (金) 05:16 (UTC)[返信]
>一定の訳例があれば定訳と呼べると思います。
この主張には同意しますが、今回の場合、「中央州」と「セントラル州」のどちらが明らかに優勢という状況になく、それゆえに定訳が存在していないはずと申しているのです。
  • 専門家の文献の場合、現在示されている範囲では「セントラル州」1件、「中央州」9件で、明らかに後者が優勢です。
  • 日本の外務省の場合、示されている範囲では「セントラル州」4件「中央州」2件で、一応前者が優勢ですが網羅的な調査ではないので決め手にはなりません。ただ、どちらかに統一されている状況にないことは明らかです。
  • 世界遺産本は別件で示したとおり、今のところ「セントラル州」3件のみで、「中央州」としている文献を見つけていません。
  • ガーナ大使館の公式サイトでは「セントラル州」が用いられています。Wikipedia:信頼できる情報源#信頼性を評価するには政府の公表物は概ね信頼できるとあり、情報を隠蔽している可能性があるから他の文献と照らし合わせろとは書いてありますが、当てにならないとは書かれていません。そしてクロスチェックした結果、「アクラ州」「ブロン・アファホ州」は不適切だと確認できる一方、「セントラル州」などについては、そのような表記も実際に通用していることが確認できるわけです。そもそもWikipedia:検証可能性には「記事は信頼できる情報源が公開している題材だけを含むべきです。それは個々の編集者が真実であると思うかどうかには関係ありません」とあり、ウィキペディアンが主観で大使館サイトの情報を水準が低いなどと切り捨てるのは適当ではありません。
ガーナの政治用語などなら専門家の選択を最大限尊重すべきでしょう。しかし、地名の場合、人口に膾炙しているのがどちらかということも考慮されるべきでしょう(ミュンヘンブルッヘなどの改名議論は、専門家がどちらの表記を採用しているかなどほとんど議題になっていません。訳すか訳さないかという構図になっていることから分かりづらくなっていますが、今回の話は地名の表記の話なのですから、それらと同類の話のはずでしょう)。そして、ガーナの場合、世界遺産登録名に用いられているという点で、世界の類似の州名のなかではおそらく最も知名度が高いはずですし、Googleのヒット件数も(それが参考値に過ぎないのは事実としても)一概に切り捨てられる性質のものではないと考えます。--Sumaru 2008年11月7日 (金) 13:48 (UTC)[返信]
(とりあえず事例の追記)
  • 『なるほど知図帳2008』に「ウェスタン区」「セントラル区」と載っていました。これは地図中で示されていた世界遺産登録物件での用例です。ちなみに他の世界地図では「アクラの保塁」などのように簡略化されており、この議論に関連する表記を見出せませんでした。
  • 『コンサイス外国地名事典(第3版)』(三省堂、2005年)でガーナの主要都市名を引くと、説明文中に「セントラル Central 州」「ウェスタン Western 州」とあります。
以上2例の追加をしておきます。--Sumaru 2008年11月9日 (日) 11:24 (UTC)[返信]

コメント依頼提出後[編集]

既にjohncapistranoさんによってコメント依頼が出されています。私の方で、そこに少々事情説明を加えさせていただきました。これを機に節を区切ったのは長くなっているからで、他意はありません。--Sumaru 2008年11月7日 (金) 13:48 (UTC)[返信]

ほかのいろんな海外の地名でも問題になりうる普遍的・一般的な問題ですので、どこか適切な場所(プロジェクトのページ)などで一般論を議論できればいいですね。--金山銀山銅山 2008年11月7日 (金) 13:58 (UTC)[返信]
むしろ、地名は固有の事情がありますから(今回の場合、世界遺産登録名に含まれているというのは、知名度を考える上でかなり特殊な事情ではないでしょうか)、ケース・バイ・ケースで判断すべきではないでしょうか。仮に包括的な合意を取るのだとすれば、安易な統一化を図るべきではないという点を確認するくらいにとどまるのでは、と思います。
さて、上で挙げた『コンサイス外国地名事典』もそうですが、ガーナの州そのものの項目は百科事典や地名事典には見当たりません。しかし、ケープ・コーストなどの説明に際して言及されているケースならあります。で、その観点から以下の文献を追加で調べました。
いずれも「セントラル州」でした(なお、ほかにもいくつかの百科事典、地名事典を調べましたが言及がありませんでした)。また、アルファベット綴りにふり仮名をふっているというスタイルの関係から
  • 『グランド新世界大地図』全教図、1992年
も、州は訳さず「セントラル」「ウェスタン」などとなっていました。
以上、調べた範囲では百科事典、地名事典、地図帳で言及のあるものは全て「セントラル州」(一例「セントラル区」)でした。これに加え日本ユネスコ協会連盟というその訳が常に正しいとは限らないけれども影響力のある団体による訳に「セントラル州」と出ていることを考えるなら、人口に膾炙しているのがどちらかは明らかであるように思います。仮にこの点に「解釈の違い」があるにせよ、少なくとも「中央州」が『定訳』で「セントラル州」が無視してよい『訳語の幅』ということにならないことくらいは、確実だろうと思います。--Sumaru 2008年11月11日 (火) 13:26 (UTC)[返信]
そうですね。「セントラル州」にも書籍でそれなりの用例があると分かりました。(今のガイドラインに危うい部分があると教えて頂けてまあよかったと思います。それでも、Sumaru氏の仰る部分は文字通りには「定訳がない」すなわちカタカナという解釈もできますが、用例が多いものの中から総合的に選ぶ方が合理的だと私は思っていますのでガイドラインを曖昧さがない様に改めるべきだと主張すべきかどうか迷います。)johncapistrano 2008年11月11日 (火) 14:02 (UTC)[返信]
Wikipedia:記事名のつけ方#外来語の続く部分には「しかし、外国語表記を排除する意図はなく、慣例なども考慮し、最終的には日本語圏においてその表記が一般的であるかを重視して記事名を決めます。」とあるので別に問題はないのではないでしょうか。この部分はカタカナ書き擁護の文脈ですが、逆のケースにも当然当てはまるでしょう。総合的に考えるのはむしろ当たり前だと思いますが、今回の場合、その結果として「中央州」を主軸にするのは受け入れがたいと申し上げているだけです。--Sumaru 2008年11月11日 (火) 14:23 (UTC)[返信]
(追記)johncapistranoさんが懸念しておられるのは、次のような主張の例ではないでしょうか。(「ウェスタン州」という訳例がないときに)「Westren Region に『西州』と『西部州』の二通りの訳がある。後者が圧倒的に優勢だが、前者の使用例もわずかにある。だから定訳がないので『ウェスタン・リージョン』とするべきだ」と。
仮にそうであるなら、私はこのような馬鹿げた主張をした覚えはありませんし、このような主張は一蹴します。--Sumaru 2008年11月11日 (火) 15:09 (UTC)[返信]
思い浮かんだのは別の記事ですが、例え易いので自分が編集したケニアで言うと、用例を厳密に調べると頻度が現在の記事名とは異なるかもしれない。でも記事群として一貫した記事名である方が合理的なわけです。カタカナの用例が少しあるからといって全部仮名書きになると厭だなと。
英語のカタカナ書き地名はイギリスやアメリカなどによる支配の名残であるからその旨を記してそのまま移入すべきという立場も採れます。実際のところスワヒリ語であっても英語を置換えただけであったりする訳なんで、経緯に関する資料が整う方がよりよい訳です。本当は英語の資料が現地かイギリスにはあるんでしょう。でもそういうのは英語版にも滅多に出てきません。
今回の話に戻すと、百科事典での用例を挙げて頂いたのでそれを根拠に一般的だと仰るならいいかなと思います。ただ用例の多い日本語と、用例の少ない仮名書きの場合には、日本語が採用されるべきだと思います。johncapistrano 2008年11月11日 (火) 15:52 (UTC)[返信]
>でも記事群として一貫した記事名である方が合理的なわけです。
その点には異論はありません。最近でいえば、世界遺産登録名に含まれるRock artは「ロック・アート」「岩壁画」「岩面画」「岩絵」など本によってまちまちなので、ウィキペディアの記事名では便宜的に「岩絵」で統一しよう、という合意を取り付けたりもしています。
ただ、問題なのは一貫させるのはどこまでなのか自体がそれほど自明ではない、ということではないでしょうか。今回の例で言えば、「東部州」と「アッパー・イースト州」が同じ国の州名に混在しているのは一貫性を欠いており美しくない、と私は感じています。こういう主観的な感覚は議論に持ち込むべきではないと思い、あえて論点には含めていませんが。
>ただ用例の多い日本語と、用例の少ない仮名書きの場合には、日本語が採用されるべきだと思います。
これは概ね支持できます。ただ、今回の例では、私はそれに当たらないと当初から認識して「カタカナ書きも十分多いという例」を挙げていましたが、あなたは「(当初の例では)多いことが全く証明できていない」と一蹴しておられたという話でしょう。つまり、ここで論点になっていたのは多寡の評価に関する認識の違いであって、「日本語の用例が明らかに多いときにそれを採用すべきか否か」は当初から論点になっていないと認識しています。--Sumaru 2008年11月12日 (水) 03:40 (UTC)[返信]
コメント依頼に掲出してから1ヶ月以上経っていますが、他の方の意見が全くないため、今後の対応を考えるためにjohncapistranoさんの最後のコメントについてお尋ねしておきます。
>今回の話に戻すと、百科事典での用例を挙げて頂いたのでそれを根拠に一般的だと仰るならいいかなと思います。ただ用例の多い日本語と、用例の少ない仮名書きの場合には、日本語が採用されるべきだと思います。
という表現について、次の2通りの解釈が可能です。
  1. セントラル州などが一般的だといいうることは認めるので、Wikipedia:記事名の付け方の「最終的には日本語圏においてその表記が一般的であるかを重視して記事名を決めます」に従って、ガーナについてはセントラル州などで構わない。ただし、それを他国の地方行政区画名にも安直に適用することは断じてすべきではない。
  2. 「セントラル州が一般的だというsumaruの主張にも一定の根拠がある」ことには理解を示す。しかし、その名称が客観的に見て一般的なものだとは認めない。
どちらの意図でご発言なさったものか(あるいは私が全く想定していない意図だったのか)をお教え頂けないでしょうか。--Sumaru 2008年12月15日 (月) 03:53 (UTC)[返信]
よそで編集をなさっているようですから、ネットに接続できないということではないのだろうと思いますし、お返事がないのは残念です。1.のつもりでご発言なさっていたのだとすれば、既にこの議論は終わっているわけですが、2.だった場合のために、とりあえずここしばらくで調べたことを元に表にまとめておきます。--Sumaru 2008年12月16日 (火) 13:21 (UTC)署名追記--Sumaru 2008年12月17日 (水) 03:18 (UTC)[返信]

まとめの表[編集]

用例の一覧
「西部州」系 「ウェスタン州」系 同一ソース内に混在
地名事典 1. コンサイス外国地名事典(第3版)、三省堂
2.世界地名大事典、朝倉書店
3. 外国地名レファレンス事典、日外アソシエーツ
百科事典 1.日本大百科事典、小学館
2.世界大百科事典、平凡社
ガーナ関連文献 1. 和田正平, 江口一久『ガーナ東部州、スフム・ディストリクトにおける医療と食生活に関する実態調査報告』
2.細見真也『アフリカの食糧問題と農民』
3.高根務『アフリカの政治経済変動と農村社会』
4.石井美保「子宮から農地へ : ガーナ南部のココア開拓移民社会における宗教実践の変容」
5.亀井伸孝「アフリカの手話の世界探訪 [2] ろう者の村・ガーナ」
6.六辻彰二「ガーナ第四共和制における二大政党制の軌跡」
7.アフリカ日本協議会「ナイジェリア・ガーナ編」
8.宮川めぐみ「ガーナの初等教育における地域間格差の要因」
9.野津志乃「ガーナの女性史 植民地期のアカン女性の役割の変容を中心にして」
1. 海外事情調査所編『アフリカ要覧』1962年
2. JICA『ガーナ国別援助検討会報告書』[7]
3.山田 肖子「ガーナの後期中等教育にかかる家計支出と教育機会および質の公平性--セントラル州の事例から」『国際開発研究』
4.「ガーナ第4回国内会議を開催 セントラル州とイースタン州--2つのIP地区の経験交流」『世界と人口』
5. 鈴井江三子「資料・ガーナ共和国における母子保健活動の現状」『川崎医療福祉学会誌』10-1,2000年
6. 中島邦公ほか「ガーナの持続的自立的な水田開発に向けて」『アフリカ研究』69、2006年
7.中曽根勝重ほか「ガーナ北部の伝統的な農村におけるコンパウンド営農の変化」『農村研究』(東京農大)2007年
世界遺産関連文献 1. 『世界遺産を旅する エジプト・アフリカ』近畿日本ツーリスト、1999年 1.日本ユネスコ協会連盟『世界遺産年報2008』
2.『21世紀世界遺産の旅』小学館、2007年
3.世界遺産アカデミー『世界遺産学検定公式テキストブック(3)』講談社、2006年
地図帳 1.『なるほど知図帳2008』
2.『グランド新世界大地図』全教図
ガーナ政府関係 ガーナ大使館
日本の省庁 環境省[8] 外務省[9][10]etc.

仕切り直し[編集]

「学術誌」と「地名事典、市販の地図帳・世界遺産本の類」のどちらが一般的に参照しやすいかは言うまでもありません。Wikipedia:記事名の付け方の「最終的には日本語圏においてその表記が一般的であるかを重視して記事名を決めます」からすれば、「ウェスタン州」系が採用されるべきでしょう。また、Wikipedia:表記ガイド#地名には「日本以外の地名は、現地読みを片仮名書きします。(略)もちろん、別の表記が慣習になっている場合はそれを用いることもできます」とはありますが、上の表からして「西部州」系が慣習になっているとは言えません。

用例の多さで見たとしても、このページに挙げられている範囲では、既にカタカナ書きのほうが上回っています。「用例の多さ」はおそらくjohncapistranoさんの方でも追記することは可能でしょうけれど、本当に用例の多さを証明しようと思ったら、該当する数百に及ぶであろう文献を全て調べ、そのうち「ウェスタン州」系が何件、「西部州」系が何件かを示さねばなりません。それが非現実的なものであることは申し上げるまでもないと思いますし、単に「西部州」系の著書や論文を数件追記するような上乗せの仕方は余り意味がないと考えます。

似たような記事で表記を統一したいという心情は既述の通り理解できますが、草案ながらWikipedia:外来語表記法#原則によれば、表記の統一が求められているのはひとつの記事内の単位であり、より広い範囲で統一することは求められていませんから、補助的な理由としてならともかく、主たる理由とするのは不適切だと思います。--Sumaru 2008年12月16日 (火) 13:21 (UTC)[返信]

コメント依頼を出した状況から明らかに情勢が変化していることもありますので、一週間ほど待って異論がない場合、「ウェスタン州」系に差し戻させていただきます。--Sumaru 2008年12月17日 (水) 03:18 (UTC)[返信]

ノートは単純に気付きませんでした。本文が「ウェスタン州と言えばガーナの西部州を指す」とか「ガーナの州は訳さない場合の方が多い」かのように読者が誤解するような記述でなければ、記事名はどちらでも構いません。転送すれば済みます。johncapistrano 2008年12月17日 (水) 08:44 (UTC)[返信]
修正しました--Sumaru 2008年12月24日 (水) 10:22 (UTC)[返信]