トレモント (競走馬)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
トレモント
英字表記 Tremont
品種 サラブレッド
性別
毛色 青毛
生誕 1884年
死没 1898年?
Virgil
Ann Fief
母の父 Alarm
生国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生産 Daniel Swigert
馬主 Dwyer Brothers Stable
調教師 Frank McCabe
競走成績
生涯成績 13戦13勝
獲得賞金 39,135ドル
テンプレートを表示

トレモントTremont1884年 - 1898年?)は、19世紀アメリカ合衆国で競走生活を送ったサラブレッド競走馬、および種牡馬。怪我により大競走を経験する前に引退したが、2歳時に無類の強さで13連勝を飾る伝説的な成績を残した。

経歴[編集]

フランク・マッケイブ調教師のもとで2歳のときにデビューを飾り、それ以降の13戦にすべて勝利するという驚異的な記録を残した。この2歳時に13戦全勝という記録は現在でも破られていない大記録で、また稼いだ賞金39,135ドルも当時の2歳賞金レコードであり、これもしばらく破られることがなかった。いずれの競走での勝ち方も強く、全競走で平均して約6馬身の差をつけていた。

同馬の所有者であるドワイヤー兄弟は、当時所有馬を使いづめることでも有名な馬主であり、トレモントもわずか10週間の間で13戦を消化した。しかしさすがに過度の連戦が祟り、3歳シーズンを迎える前についに故障、そのまま競走馬としての再起は叶わず引退した。

引退後は種牡馬となっているが、これといった成績を残すことはなかった。1898年が産駒の最後の世代であり、この頃に没したものと考えられている。

引退した1887年、ドワイヤー兄弟は当時所有していたグレーブセンド競馬場に、同馬の名を冠した「トレモントステークス」を創設した。現在ではベルモントパーク競馬場に移され、2歳限定のG3競走として施行されている。

評価[編集]

主な勝鞍[編集]

※当時はグレード制未導入

1886年(2歳) 13戦13勝
ジュヴェナイルステークス、ジュニアチャンピオンステークス、フォームステークス、スプリングステークス、サーフステークス、ゼファーステークス、シークエンスステークス、パドックステークス、ジューンステークス、グレートポストステークス、グッバイステークス、アトランティックステークス、タイロステークス

年度代表馬[編集]

  • 1886年 - アメリカ最優秀2歳牡馬(後年の選定による)

血統表[編集]

トレモント血統(グレンコー系(ヘロド系) / Tramp 父内5x5=6.25%)

Virgil
1864 青鹿毛 アメリカ
Vandal
1850 鹿毛 アメリカ
Glencoe Sultan
Trampoline
Tranby Mare Tranby
Lucilla
Hymenia
1851 鹿毛 アメリカ
Yorkshire St. Nicholas
Miss Rose
Little Peggy Cripple
Peggy Stewart

Ann Fief
1876 青鹿毛 アメリカ
Alarm
1869 鹿毛 アメリカ
Eclipse II Orlando
Gaze
Maud Stockwell
Countess of Albemarle
Kate Walker
1868 青鹿毛 アメリカ
Embrys Lexington Lexington
Bellamira
Carrie D Don Juan
Romance F-No.A33

外部リンク[編集]

  • The Tremont - ニューヨーク競馬協会によるトレモントステークス、およびトレモントの経歴解説 (英語)
  • 競走馬成績と情報 JBISサーチ