トポス (小説)

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トポスとは、元々はギリシャ語で場所を意味する。 日本で小説を論じる文脈でこの語が使われる場合、歴史や神話が畳み込まれ、特別な意味を持ち、物語を発生させる場所という意味になる。 例えば、大江健三郎の「四国の谷間の森」や中上健次の「紀州」「熊野」がそれである。

参考文献[編集]

  • 張文頴『トポスの呪力:大江健三郎と中上健次』専修大学出版局、2002年1月1日。ISBN 4-88125-124-4