テクノ・リバタリアニズム
テクノ・リバタリアニズム(サイバー・リバタリアニズム)は、1990年初頭のシリコンバレーにおけるサイファー・パンク文化と、アメリカのリバタリアニズムに源流を持つ政治哲学である。この哲学は、「フリー」なWorld Wide Webによって、政府による規制や監視などを最小化することに力点を置いている。この「フリー」は、金がかからないという意味ではなく、制限がないという意味での自由を意味している。サイバー・リバタリアンは、流動的で能力主義的な階級制度を支持しており、市場がそれを実現するために最適だと考えている。最も有名なサイバー・リバタリアンは、ジュリアン・アサンジである。[1][2]テクノ・リバタリアンという用語は、テクノロジーライターのパブリナ・ボルスクの批評的な言説で用いられ、人口に膾炙した。[3][4][5][6]
テクノ・リバタリアニズムの原則は以下のように定義されている。
- 常に自由権を考慮すべきである。
- 政府の過度な規制に反対すべきである。
- 合理的な自由市場のインセンティブを提供することが最も良い選択である。
著名な人物[編集]
関連ページ[編集]
- カリフォルニアン・イデオロギー
- 暗号無政府主義
- トランスヒューマニストの政治
- テクノクラート
- 技術資本主義
出典[編集]
注釈
- ^ Jurgenson, N. (2014). . International Journal of Communication
- ^ Tariq, O. The End of Digital Libertarianism? Archived 2018-01-17 at the Wayback Machine.. London School of Economics
- ^ Borsook, P. (2000). Cyberselfish: A Critical Romp Through the Terribly Libertarian Culture of High Tech. PublicAffairs. ISBN 1891620789.
- ^ Borsook, P. (2001). Cyberselfish: Ravers, Guilders, Cyberpunks, And Other Silicon Valley Life-Forms. Yale Journal of Law and Technology, 3(1): 1–10.
- ^ Jordan, Tim. Taylor, Paul. (2013). Hacktivism and Cyberwars: Rebels with a Cause? Routledge. ISBN 1134510756.
- ^ Jurgenson, N. (2009). Globalization and Utopia. Palgrave Macmillan, a division of Macmillan Publishers Limited
関連書籍
- Douglas (2015年12月15日). “Star Lords”. The Awl. 2016年1月5日閲覧。