簡易軌道知安別線
（チャンベツ線から転送）
簡易軌道知安別線（かんいきどうちゃんべつせん、チャンベツ線）は、かつて北海道川上郡標茶村（現：標茶町）と厚岸郡太田村（現在は標茶町の一部に編入された区域）間を運行していた殖民軌道である。4年間で廃止された。
概要[編集]
- 動力:馬力
- 使用開始:1938年
- 廃止:1942年
停留所[編集]
| 停留所名等 | km | 所在地 | 現在の住所 |
|---|---|---|---|
| 始点 | 0 | 川上郡標茶村字標茶市街省線標茶駅前 | 標茶町平和 |
| 標茶 | 0.065 | 川上郡標茶村字標茶市街省線標茶駅前 | 標茶町平和 |
| 宮文 | 5.085 | 厚岸郡太田村字チャンベツ原野基線三号 | 標茶町チャンベツ原野基線 |
| 終点 | 7.075 | 厚岸郡太田村字チャンベツ原野西一線南二号 | 標茶町チャンベツ原野 |
軌道完成後[編集]
軌道は完成したが、運行組合が結成されなかった。なので、住民が自分で使うということになった。[1]
参考文献[編集]
- 宮脇俊三『鉄道廃線跡を歩く』
脚注[編集]
- ^ 使用開始（1938年6月22日告示第813号）廃止（1942年2月26日告示第252号）使用成績は北海道庁に報告がなかった。実際の使用例としては、地元住民が牛乳缶を台車に乗せて手押しで運搬していた。（『標茶町史』通史編 第2巻、375-377頁、通史編 第3巻、847頁）