スポGOMI

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

スポGOMIとは、2008年日本で初めて開催された、ごみ問題を学ぶ一環としてごみ拾いを競技化したスポーツのことである[1]

概要[編集]

主催者が「企業や地域などが行っているごみ拾いにスポーツの要素を加えたら、ごみ問題に興味がない人でも楽しみながら、向き合うきっかけになるのでは」と考えたのが契機となっている[1]

3人から5人でチームを組んだ上で、予め決められたエリア内にて制限時間内にごみを拾い集めるというのが基本的なルールとなっている[1][2]年齢制限性別国籍条項などは無く、誰でも参加できる。なお、スポーツマンシップに則り、チームメンバー同士は10メートル以内の距離を保ち、競技エリア内で走ることは禁止している。また、各チームには安全面を確保する観点から、審査員が帯同している[1]

ごみは種類や重さによってポイント化しており、獲得したポイントの高いチームが勝者となる。但し、拾い集めたごみの重さだけで勝敗を決めると不公平となることから、一例として、たばこ吸い殻ペットボトルは獲得ポイントを高くするなどの工夫を行っている[1][3]

2019年からは高校生を対象とした「スポGOMI甲子園」を開催。2016年6月以降は海外でも開催しており、2023年5月時点でこれまでに7ヵ国19大会が開催された[1][4]

2023年11月には本スポーツ初の世界大会として、「スポGOMIワールドカップ」を日本で開催する予定となっている[1][2][4]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g ワールドカップ開催も決定した「スポGOMI」の魅力とは?”. 日本財団ジャーナル (2023年5月19日). 2023年8月14日閲覧。
  2. ^ a b ごみ拾い、目指せ世界一 初のW杯、東京で開催”. 共同通信 (2023年2月22日). 2023年8月14日閲覧。
  3. ^ 日本テレビ (2022年11月1日). “ゴミ拾いもスポーツに?ハロウィーン翌朝の渋谷で「スポGOMI」開催 35キロ超えのゴミ集める”. 日テレNEWS. 2023年8月14日閲覧。
  4. ^ a b 日本テレビ (2023年8月13日). “日本発祥…英で“ゴミ拾い”競うスポーツ大会「スポGOMI」開催 11月には日本で世界大会開催へ”. 日テレNEWS. 2023年8月14日閲覧。

外部リンク[編集]