シルケン・ウインドハウンド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
シルケン・ウインドハウンド

シルケン・ウインドハウンド: Silken Windhound)は、アメリカ合衆国テキサス州原産の愛玩用サイトハウンド犬種である。

シルケン・ウインドスプライトはこれの先祖の犬種である。

歴史[編集]

1999年に完成したばかりの新種である。1988年にアメリカのボルゾイ・ケネルクラブのメンバーがシルケン・ウインドスプライトを購入したのがこの犬種のはじまりである。彼はウインドスプライトがボルゾイになんとなく似ていたため、興味本位でそれを購入したのではあったが、あまりの愛らしさにすっかり心を奪われ、この犬種とボルゾイをかけ合わせて愛らしくも美しい、小さめで飼いやすい犬種を作出することを思いついた。そうして作出された本種は作出者の思う以上の出来栄えに仕上がり、すぐに人気が出てきて早くもヨーロッパ輸出されるまでになった。しかし、近年アメリカで乱立している愛玩用の二重純血犬種や雑交犬の影にまぎれ、知る人ぞ知る犬種になっている。

なお、シルケン・ウインドハウンドは二重純血犬種ではない。作出には主にシルケン・ウインドスプライトとボルゾイが使われたが、遺伝子プールの改善のためにウィペットスコティッシュ・ディアハウンドも若干掛け合わせたため、それには該当しない普通の純血の犬種である。犬種としては既に固定されている。

特徴[編集]

同毛色のボルゾイ(後ろ)とウインドハウンド(手前)

先祖であるウインドスプライトと比べると、優雅さに更に磨きがかかっている。美しく改良されたロングコートは3歳ごろに出揃う。ボルゾイの先細りの長いマズルと、ウィペットの流線型の背を受け継いでいる。外見は小さなボルゾイであるが、ボルゾイとウインドハウンドを並べるとよく見分けがつく。ウインドハウンドは中型犬サイズであるが、ボルゾイは大型犬サイズである。また、よく見ると2種の背のラインも異なっている。折れ耳、サーベル形の垂れ尾でサイトハウンド体型、毛色に制限は無い。コートは長く、絹のような手触りである。脚も長い。性格は人懐こく明るい。

参考[編集]

  • 『デズモンド・モリスの犬種事典』(誠文堂新光社)デズモンド・モリス著書、福山英也、大木卓訳 誠文堂新光社、2007年
  • 英語版記事 00:20, 21 December 2008版

関連項目[編集]