シコクシモツケソウ

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シコクシモツケソウ
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 core eudicots
階級なし : バラ上類 superrosids
階級なし : バラ類 rosids
階級なし : マメ類 fabids / rosid I
: バラ目 Rosales
: バラ科 Rosaceae
: シモツケソウ属 Filipendula
: シコクシモツケソウ F. tsuguwoi
学名
Filipendula tsuguwoi Ohwi

シコクシモツケソウ(四国下野草、学名Filipendula tsuguwoi)は、バラ科シモツケソウ属に属する多年草

石灰岩の山地にはえる多年草。茎は高さ 35-60  cm になる。根出葉と茎の下方の葉は長柄があり,頂小葉は幅 7.5-13 cm で,掌状に 5-7 中裂,裂片は卵形で鋭尖頭,縁には重鋸歯があり,裏面の脈上に密毛がある。側小葉に数対あるが,最上のものを除いて,きわめて小さい。托葉はゆがんだ卵形で,耳片がある。花序にはあらい毛がある。雌雄異株。花は径 4mm 位で,7月に咲き,花弁は広楕円形で,全縁,短い爪がある。雌花には退化雄蕊がある。心皮は 3-6 個。そう果は柄がなく,半卵形で,背側の基部はふくらみ,無毛で,すこしねじれたようにつく。四国の高山および九州の白岩山(宮崎県)にまれに産する。

脚注[編集]