サルビア・ポリスタキア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
: シソ目 Lamiales
: シソ科 Lamiaceae
: アキギリ属 Salvia
: チア S. polystachya
学名
Salvia polystachya Ortega

Salvia polystachyaは、中央メキシコおよびグアテマラパナマ原産の多年草である。典型的には夏季に雨が降る穏やかな気候の標高5千-1万メートルで生育する。園芸分野ではめったに見られない[1]

Salvia polystachyaは1期間で3–9フィート (0.91–2.74 m)まで成長する。茎が非常に脆弱なため、他の植物のかげを好む。晩夏または初秋に花が咲く。花は大きさが0.5インチ (1.3 cm)、縁が青紫色で中心に向かって白になる。種小名polystachya(ラテン語化したギリシャ語: poly〔多くの〕+ stachys〔穂〕)は花をしっかりと支える多くの短く細い輪生穂に由来する。葉は黄緑色で、長さと幅は1インチ (2.5 cm)である[1]

ポリスタチンA-E

Salvia polystachyaの地上部から、5種類のネオクレロダン型ジテルペノイドポリスタチンA-Eが同定されている。サルビファリシン、リネアロラクトン、デヒドロケルリンといったその他のクレロダン類も単離されている[2]

脚注[編集]

  1. ^ a b Clebsch, Betsy; Barner, Carol D. (2003). The New Book of Salvias. Timber Press. p. 225. ISBN 978-0-88192-560-9. https://books.google.com/books?id=NM0iwB8GrQYC&pg=PA225 
  2. ^ Maldonado E, Ortega A (2000). “Polystachynes A-E, five cis-neo-clerodane diterpenoids from Salvia polystachya”. Phytochemistry 53: 103-109. doi:10.1016/S0031-9422(99)00466-5. PMID 10656416.