コールホーフェンFK58

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
コールホーフェンFK58A
用途 戦闘機
乗員 パイロット1名
初飛行
製造者 コールホーフェン
寸法
全長 8.70 m
翼幅 11.00 m
全高 3m
翼面積 17.3m2
重量
空虚 1800 kg
動力
エンジン ノーム・ローン 14N×1
馬力 1080hp×1
性能(目安)
最大速度 504km/h
航続距離 750km
武装
固定武装 4 x 7.9mm FNブローニング

コールホーフェンFK58は、オランダコールホーフェン社が製造した戦闘機である。

開発[編集]

野心的な設計だったコールホーフェンFK55が開発中止になった後、コールホーフェン社では一般的な設計の単座戦闘機の開発を始めた。設計者はフォッカー D.XXIを設計したエーリッヒ・シャッツキードイツ語版である。

1939年に完成した本機は、折りしも自国用戦闘機の生産で手一杯だったフランスが注目した。海外駐留部隊用として植民地省が50機を発注し、1940年にオランダが侵攻されて供給不能となるまでにフランス空軍へ18機が納入された。これに続き、戦闘機不足のオランダ陸軍航空隊から注文をうけるが、オランダ軍への納入には間に合わなかった。

ドイツ軍侵攻時には亡命ポーランド人によってプロバンス地方で哨戒任務に就いていたが、特に戦績は残していない。

設計[編集]

1,080馬力の空冷エンジンを搭載した低翼単葉機で、引き込み脚を採用した。

フランス空軍向けの内、初期の4機は試作機と同じイスパノ・スイザ14AA10(930HP)装備しFK58と呼ばれ、残る機体はノーム・ローン14N39(990HP)装備しFK58Aと呼ばれている。オランダ陸軍航空隊向けの機体には、ブリストル・タウラスen)が搭載される予定だった。

運用国[編集]

関連項目[編集]