グリオクラディウム・ロゼウム

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グリオクラディウム・ロゼウム
分類
: 菌界 Fungi
: 子嚢菌門 Ascomycota
: 子嚢菌網 Ascomycetes
亜綱 : ボタンタケ亜綱Hypocreomycetidae
: ボタンタケ目 Hypocreales
: 肉座菌科 Bionectriaceae
: グリオクラディウム属 Clonostachys
: G. ロゼウム
G. roseum
学名
Gliocladium roseum[1]
Bainier 1907
シノニム

Clonostachys araucaria
Clonostachys araucaria var. confusa
Clonostachys rosea
Gliocladium aureum
Haplotrichum roseum
Penicillium roseum
Clonostachys rosea f. rosea

グリオクラディウム・ロゼウム学名Gliocladium roseum)は、セルロース質を分解してディーゼル燃料に良く似た成分を生成する真菌。燃料問題の解決に大きく寄与する可能性を秘めている。

生態[編集]

他の菌類や線形動物に寄生することもあり、土中菌として腐生植物共生することもある[2]パタゴニア北部(アルゼンチン)の熱帯多雨林で、ウルモの木 (Eucryphia cordifoliaの元で成長しているのを発見された[3]

バイオ燃料[編集]

モンタナ州立大学 (Montana State University - Bozemanゲーリー・シュトローベル教授 (Gary Strobelらを始めとする研究者は、2008年11月3日[4]、ウルモの木に付着しているこの菌にある種の抗体で外部から刺激を与えると、防御のために化学的に不安定なガスを生成することを発見した。このガスには炭化水素が含まれ、ディーゼルエンジンの燃料として有望であることから、発見者らはこれを「マイコ・ディーゼル」(菌ディーゼル)と名づけて、これを利用してセルロースからバイオ燃料を生成できる可能性があると提案した[5]

この菌のゲノムイェール大学所属のシュトローベルの息子で分子生物学者のスコット・シュトローベルが解析予定である[4]。シュトローベルはまた、「化石燃料」といわれてきた石油が、実はこの種の菌による生成物である可能性も指摘している[4]

関連項目[編集]

注釈、出典[編集]

外部リンク[編集]