エリ・カルタン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

エリ・カルタンÉlie Joseph Cartan, 1869年4月9日 - 1951年5月6日)はフランス数学者である。

リー群微分幾何学に大きな業績を残した。数学界の巨人のひとりである。アンリ・カルタンは彼の息子である。幼時より非凡な才能を示し、記憶力は抜群であったという。父親は鍛冶屋、母は絹織物工であった。高等師範学校にすすみ、碩学ピカールなどの講義をうける。ソルボンヌ大学にも通い、グルサやエルミートの講義などに感激したという。25歳の時に出した学位論文「有限次元連続変換群の構造について」は学者としての地位を約束するものであった。この論文によりみとめられ、1894年、モンペリエ大学の講師に任命される。その後、40歳でパリ大学の講師に任命される。研究は多岐におよび、対称空間の発見、接続の概念の提唱など基本的な重要な仕事をした。リー群論、スピノール理論、連続群論、微分幾何学、積分不変式など。子供は5人、3男2女、長男アンリは関数論の専門家、次男ルイは物理学者、三男ジャンは作曲家だが夭逝、長女は数学教師、次女のエレーヌも幾何学が専門とのことである。