エジレイ オプティカ

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エジレイ オプティカ

エジレイ オプティカ

エジレイ オプティカ

  • 用途観測機
  • 設計者:ジョン・エジレイ
  • 製造者:ブルックランズ・エアロスペース
  • 初飛行1979年12月14日
  • 生産数:21機

エジレイ EA-7 オプティカEdgley EA-7 Optica)は、観測業務用にヘリコプターの代替となる販売価格20万ポンド辺りの低価格な機体を目指して設計された英国の小型機である。

概要[編集]

ジョン・エジレイ(John Edgley)が設計し、ブルックランズ・エアロスペース社で製造されたオプティカは、アルエット ヘリコプターを思わせる前面ガラス張りの前部胴体に並列3座のキャビンを備える通常と異なる構造をもっている。前部胴体の背後にダクテッドファンを駆動するライカミング製の水平対向6気筒エンジンを搭載し、片持ち式の2本のブームで2枚の方向舵と高い位置にある1枚の昇降舵を保持している。固定式の首車輪式 降着装置の首輪は左側に寄せて配置されている。主翼はテーパーの無い直線翼で、機体構造はアルミニウム製の応力外皮を持つ標準的なつくりである。その特徴的な外観から「バグ・アイ」("bug-eye"、虫眼)という名で報じられることがある[1]

オプティカは150 hp (112 kW)のライカミング O-320 エンジンを装着して1979年12月14日[2]に初飛行を行った[3]。より高出力のライカミング O-540を装着した[4]オプティカは1983年に生産に入り、1985年2月8日に型式認定を取得した[5]。1985年5月15日に警察のオプティカG-KATY機が墜落し、ハンプシャー警察の職員2名が死亡した[6]。事故の原因は速度が変わりやすい旋回中の速度不足による失速が疑われたが、この低速度の理由は解明されなかった[7]。この事故が発端でエジレイは破産したことに伴いオプティカの生産を続けるために1985年10月にオプティカ・インダストリーズ社が設立され25機を生産したが、放火により工場と飛行中の1機を除く全ての機体が焼失した。会社は再度ブルックランズ・エアクラフト社(Brooklands Aircraft)として再生され、同社が1990年3月に破産するまでオプティカの生産を続けた。

1機のオプティカが1989年の映画『風の惑星/スリップストリーム』に出演した[8]

米国に2機、オーストラリアに2機飛行している機体があるときに主翼の桁に発生した亀裂により連邦航空局(FAA)から飛行停止命令が出されたが実施はされなかった[9]

現在オプティカの設計(FLS スプリント160の設計と共に)は再度ジョン・エジレイが買い取っている。エジレイはこの両機種を生産することを望んでおり、これに向けてオプティカ300シリーズの1機(シリアルナンバー:021 G-BOPO)がデモンストレーション用の機体として英国内で修復されている[10][11]

要目[編集]

(オプティカ スカウト)Jane's All the World's Aircraft, 1988-1989 [12]より

  • 乗員:操縦士1名、乗客2名
  • 全長:8.15 m (26 ft 9 in)
  • 全幅:12.0 m (39 ft 4 in)
  • 全高:2.31 m (7 ft 7 in)
  • 翼面積:15.8 m² (171 ft²)
  • 翼型:NASA GA(W)-1
  • 翼面荷重:83.0 kg/m² (17.0 lb/ft²)
  • 空虚重量:948 kg (2,090 lb)
  • 有効搭載重量:367 kg (810 lb)
  • 最大離陸重量:1,315 kg (2,900 lb)
  • 出力/重量:0.148 kW/kg (0.0897 hp/lb)
  • エンジン:1 × テキストロン・ライカミング IO-540-V4A5D 水平対向6気筒 空冷エンジン、194 kW (200 hp)
  • プロペラ:5枚ブレード ダクテッドファン・プロペラ
  • 超過禁止速度:259 km/h (140 knots, 161 mph)
  • 最大速度:213 km/h (115 knots, 132 mph)
  • 巡航速度:130 km/h (70 knots, 81 mph) 出力40%の「観測速度」で
  • 失速速度:108 km/h (58 knots, 67 mph)
  • 巡航高度:4,275 m (14,000 ft)
  • 航続距離:1,056 km (570 nm, 656 mi)
  • 航続時間:8時間 (観測速度で)
  • 上昇率:4.12 m/s (810 ft/min)
  • アヴィオニクス
    • 1 x IR/カメラ・ターレット(機首の収納部に)
    • 1 x スカイシャウト拡声器(警察装備)

関連項目[編集]

出典[編集]

脚注
  1. ^ Flight International 12 May 1979, p.1591.
  2. ^ Donald 1997, p.375.
  3. ^ Flight International 12 May 1979, p.1594.
  4. ^ Flight International 21 April 1984,p.1111.
  5. ^ Taylor 1988, p.294.
  6. ^ Hampshire Council
  7. ^ Flight International 30 August 1986, p.54.
  8. ^ Slipstream (guest review)- www.post-apocalypse.co.uk Access date: 09 December 2007
  9. ^ Australian civil aircraft register search, using "FLS Aerospace" as the search parameter. Search conducted 31 December 2009.
  10. ^ Aero Elvira (Design Owners) - www.aeroelvira.co.uk Access date: 23 March 2008
  11. ^ "Optica flies again in UK". Flyer.co.uk. 5 August 2008. Retrieved 25 August 2008.
  12. ^ Taylor 1988, p.294-5
参考文献

外部リンク[編集]