ウミエラ

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ウミエラ
ウミエラの一種
分類
: 動物界 Animalia
: 刺胞動物門 Cnidaria
: 花虫綱 Anthozoa
亜綱 : 八放サンゴ亜綱 Octocorallia
: Scleralcyonacea
上科 : Pennatuloidea
学名
Pennatuloidea
McFadden, van Ofwegen & Quattrini, 2022[1]

ウミエラ(海鰓・Sea-pen)は、刺胞動物門花虫綱八放サンゴ亜綱に属する腔腸動物の群体であり[2]、羽毛状で羽ペンのような形をしている。体長は10〜20cmで、砂泥底などに生息し海底に直立する。ヤナギウミエラムチウミエラトゲウミエラなどの種がいる。最大種は、全長2mに達するオオヤナギウミエラである。

ウミエラの多くは夜行性であり、昼間は体を収縮させて海底の砂中に潜り、夜になると砂上に姿を現して餌を摂取する。襞の部分にはポリプが無数に並び、水流に合わせることで効率的にプランクトンを摂食している[3]

脚注[編集]

  1. ^ "Pennatuloidea McFadden, van Ofwegen & Quattrini, 2022". World Register of Marine Species. 2023年4月25日閲覧
  2. ^ ウミエラ』 - コトバンク
  3. ^ 天野未知 (2006年1月13日). “ウミエラってどんな生き物?”. 東京ズーネット. 東京動物園協会. 2021年2月4日閲覧。