かえるのうた (映画)

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かえるのうた
援助交際物語/したがるオンナたち
監督 いまおかしんじ
脚本 いまおかしんじ
出演者 向夏
平沢里菜子
吉岡睦雄
七瀬くるみ
佐藤宏
伊藤猛
川瀬陽太
音楽 尾藤崇(ビト)
撮影 前井一作
編集 酒井正次
制作会社 Vパラダイス
製作会社 国映新東宝映画
配給 国映新東宝映画
公開 日本の旗 2005年6月10日
上映時間 65分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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かえるのうた』は、2005年6月10日公開の日本映画いまおかしんじ監督。

概要[編集]

東京・下北沢を舞台に、対照的な2人の女性の日常を描く。2005年6月10日成人映画『援助交際物語/したがるオンナたち』として劇場公開[1]。2006年1月14日、『かえるのうた』と改題し、一般劇場での公開を開始[2]。レーティングはR18+。

練炭自殺をしてしまったいまおかの友人とのエピソードを下地に置いており[2]、男性2人ではピンク映画にならないと、女性2人の物語として執筆した。いまおかは「もう深刻なものなんて、何一つ要らない。ぬるい屁のようなものを思いを込めて描きました。」、「365日のうち1日でもいい日があったらそれでいいじゃないですか」と本作への思いやテーマをインタビューで語っている[3]

あらすじ[編集]

彼氏と喧嘩した朱美は深夜の漫画喫茶へ出掛けると、「がんばれ元気」を取り合ったことでキョウコと出会い、やがて彼女と奇妙な共同生活をはじめる。夢も倫理観も正反対なふたりだけれど、一緒にいるとなんだか幸せであった。それでも彼氏と揉めたり、援助交際でトラブルになったり、幸せの中にもスペクタクルが巻き起こる。

登場人物[編集]

工藤朱美
演‐向夏
子供を生んで幸せな家庭を育むことを夢見る女性[4]。ただし同棲している新婚の夫には嫌気がさしている。趣味はカエルの小物集め[2]
映画紹介サイトなどでは「アケミ」と書かれることが多い[2]
伊東きょうこ
演‐平沢里菜子
漫画家をめざすが、稼ぎがなく援助交際で生計を立てる。傷つくのを恐れてずっとひとりで暮らしている。
映画紹介サイトなどでは「キョウコ」と書かれることが多い[2]
工藤良男
演‐吉岡睦雄
朱美の夫。浮気性。朱美にワインボトルで殴られる。
江口渚
演‐七瀬くるみ
ゴスロリ衣装を纏う良男の浮気相手。
寺田
演‐佐藤宏
援助交際の客。
清川次郎
演‐伊藤猛
SMマニアの兄。
清川三郎
演‐川瀬陽太
SMマニアの弟。

スタッフ[編集]

脚注[編集]

  1. ^ かえるのうた”. 映画.com (2006年1月14日). 2021年6月3日閲覧。
  2. ^ a b c d e f 膳場岳人 (2006年1月13日). “いまおか しんじ(映画監督)Part1「かえるのうた」のはじまり下北沢、漫画喫茶、SM兄弟、「がんばれ元気」10年後のフィナーレ”. INTRO. 2021年6月3日閲覧。
  3. ^ 「かえるのうた」いまおかしんじ監督インタビュー”. CINEMATOPICS (2006年1月16日). 2021年6月3日閲覧。
  4. ^ 援助交際物語 したがるオンナたち”. pg-pinkfilm.com (2005年6月10日). 2021年6月3日閲覧。

外部リンク[編集]