おとり捜査官
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『おとり捜査官』(おとりそうさかん)は、山田正紀による推理小説のシリーズ。別名『五感推理シリーズ』(ごかんすいりシリーズ)。1996年に『女囮捜査官』(おんなおとりそうさかん)のシリーズタイトルで、トクマノベルズ(徳間書店)から全5作が出版された。のち幻冬舎文庫(幻冬舎)で再刊されたが、その際に各巻のタイトルが改められた。朝日文庫(朝日新聞出版)から再刊された際にシリーズタイトルも『おとり捜査官』へ改題された。
警視庁科学捜査研究所「特別被害者部」に所属する「みなし公務員」のおとり捜査官、北見志穂を主人公とする。
『おとり捜査官・北見志穂』としてテレビドラマ化され、「土曜ワイド劇場」枠で1998年から放送されている。
[編集] シリーズ作品
- トクマノベルズ版
- 女囮捜査官1 触姦 1996年2月
- 女囮捜査官2 視姦 1996年4月
- 女囮捜査官3 聴姦 1996年6月
- 女囮捜査官4 嗅姦 1996年8月
- 女囮捜査官5 味姦 1996年11月
- 幻冬舎文庫版
- 女囮捜査官 触覚(五感推理シリーズ1) 1998年2月
- 女囮捜査官 視覚(五感推理シリーズ2) 1998年6月
- 女囮捜査官 聴覚(五感推理シリーズ3) 1998年10月
- 女囮捜査官 嗅覚(五感推理シリーズ4) 1999年2月
- 女囮捜査官 味覚(五感推理シリーズ5) 1999年6月
- 朝日文庫版
- おとり捜査官1 触覚 2009年3月
- おとり捜査官2 視覚 2009年4月
- おとり捜査官3 聴覚 2009年5月
- おとり捜査官4 嗅覚 2009年6月
- おとり捜査官5 味覚 2009年7月
[編集] 主な登場人物
- 警視庁 科学捜査研究所 特別被害者部(特被部)
- 北見志穂 - 主人公。「みなし公務員」として巡査に準じる身分のおとり捜査官。子供の頃から男たちにつきまとわれる「生まれながらの被害者タイプ」で、そのため心理学を学び、さらには遠藤に資質を見込まれて、おとり捜査官に選ばれた。
- 袴田 - 志穂とパートナーを組む中年の刑事。巡査部長。有能でも仕事熱心でもなく、所轄署を転々とした末に特被部へ回された。
- 早瀬水樹 - もう一人のおとり捜査官。
- 広瀬 - 水樹のパートナーの若手刑事。捜査一課に在籍していたが、昇進試験の勉強の時間確保のため特被部に志願した。水樹にモーションをかけている。
- 柳瀬君江 - 特被部の部室で司令塔を務める女性刑事。
- 遠藤慎一郎 - 特被部の部長で創設者。若くして犯罪心理学の権威であり、一族は法曹界の名門で人脈も広い。
- 警視庁 捜査一課 六係
特被部を異端視する警察内部にあって、六係は特被部のおとり捜査官の有能さを認める数少ない存在で、しばしば協力して捜査に当たっている。
- 井原 - 六係の主任。警部補。
- 那矢 - 刑事部の検事。特被部のおとり捜査に反対する立場をとっているが、実績は公正に評価している。
- 小倉 - 地検に配属されたばかりの若手検事で那矢の部下。志穂に好意を抱き、密かに志穂を助ける。