「ガルバニック皮膚反応」の版間の差分
Noriko.hiroi (会話 | 投稿記録) m編集の要約なし |
Noriko.hiroi (会話 | 投稿記録) m編集の要約なし |
||
| 4行目: | 4行目: | ||
電気皮膚活動(でんきひふかつどう：Electrodermal activity (EDA))として認識されているもののうちの一つ。EDAとは、皮膚の電気的特性が連続的に変化する人体の特性を表す。EDAは歴史的に、ガルバニック皮膚反応 (galvanic skin response (GSR))、電気皮膚反応(electrodermal response (EDR)), 精神電流反射(psychogalvanic reflex (PGR)), 皮膚コンダクタンス反応(skin conductance response (SCR)), 交感神経皮膚反応(sympathetic skin response (SSR)) and 皮膚コンダクタンス水準(skin conductance level (SCL))として知られて来た。 |
電気皮膚活動(でんきひふかつどう：Electrodermal activity (EDA))として認識されているもののうちの一つ。EDAとは、皮膚の電気的特性が連続的に変化する人体の特性を表す。EDAは歴史的に、ガルバニック皮膚反応 (galvanic skin response (GSR))、電気皮膚反応(electrodermal response (EDR)), 精神電流反射(psychogalvanic reflex (PGR)), 皮膚コンダクタンス反応(skin conductance response (SCR)), 交感神経皮膚反応(sympathetic skin response (SSR)) and 皮膚コンダクタンス水準(skin conductance level (SCL))として知られて来た。 |
||
さまざまな分野における自発的及び受動的な皮膚の電気的性質の研究はその長い歴史ゆえに多くの呼称をもたらす結果となった。現在は電気皮膚活動（EDA）という呼称で標準化されている<ref name=Boucsein2012P02>{{cite book |last1=Boucsein |first1=Wolfram |title=Electrodermal Activity |url=https://books.google.com/books?id=6N6rnOEZEEoC&pg=PR4 |date=2012 |publisher=Springer Science & Business Media |isbn=978-1-461-41126-0 |page=2 |access-date=20 October 2015}}</ref><ref>{{Cite journal|url = http://nro.sagepub.com/content/8/2/132.abstract|title = Book Review: Electrodermal Responses: What Happens in the Brain|last = Critchley|first = Hugo D.|date = April 2002|journal = [[The Neuroscientist]]|doi = 10.1177/107385840200800209|pmid = 11954558|access-date = 15 April 2015|pages = 132–142|quote = Electrodermal activity (EDA) is now the preferred term for changes in electrical conductance of the skin, including phasic changes that have been referred to as galvanic skin responses (GSR)|volume = 8|issue = 2|s2cid = 146232135}}</ref><ref>{{Cite book|title = Electrodermal Activity|url = https://books.google.com/books?id=0hXrBwAAQBAJ|publisher = Springer Science & Business Media|date = 2013-04-17|isbn = 9781475750935|first = Wolfram|last = Boucsein|page = 1}}</ref>。 |
|||
さまざまな分野における自発的及び受動的な皮膚の電気的性質の研究はその長い歴史ゆえに多くの呼称をもたらす結果となった。現在は電気皮膚活動（EDA）という呼称で標準化されている[1][2][3]。 |
|||
== 概要 == |
== 概要 == |
||
2023年3月24日 (金) 09:41時点における版
 | この記事には独自研究が含まれているおそれがあります。 |
ガルヴァニック皮膚反応（ガルヴァニックひふはんのう：Galvanic Skin Response (GSR)、または皮膚コンダクタンス反応）とは、皮膚を流れる電流の抵抗が皮膚の湿気で低くなることを言う。
電気皮膚活動(でんきひふかつどう：Electrodermal activity (EDA))として認識されているもののうちの一つ。EDAとは、皮膚の電気的特性が連続的に変化する人体の特性を表す。EDAは歴史的に、ガルバニック皮膚反応 (galvanic skin response (GSR))、電気皮膚反応(electrodermal response (EDR)), 精神電流反射(psychogalvanic reflex (PGR)), 皮膚コンダクタンス反応(skin conductance response (SCR)), 交感神経皮膚反応(sympathetic skin response (SSR)) and 皮膚コンダクタンス水準(skin conductance level (SCL))として知られて来た。
さまざまな分野における自発的及び受動的な皮膚の電気的性質の研究はその長い歴史ゆえに多くの呼称をもたらす結果となった。現在は電気皮膚活動（EDA）という呼称で標準化されている[1][2][3]。
概要
1791年イタリアの解剖学者ガルヴァーニが動物組織の電流を発見したことに因む。心理学者カール・グスタフ・ユングは1904年皮膚の湿気は発汗によるものとし、発汗は交感神経の作用、とする三段論法の仮説を立てた。
ガルヴァニック皮膚反応とは、電気皮膚反応（GSR）と呼ばれる皮膚コンダクタンス、皮膚電気反応（EDR）、精神電流反射（PGR）、皮膚コンダクタンス反応（SCR）または皮膚コンダクタンスレベル（SCL）によって、皮膚の電気伝導度を測定する方法である（個人のもつ水分レベルによって異なる）。人の汗腺は交感神経系によって制御されているので、皮膚コンダクタンスは、心理的または生理的覚醒の指標として使用されている。全般的に自然変動や刺激に対する皮膚電気活動の反応の研究があるといわれている。しかしながら皮膚コンダクタンスレベルのシグナルでは、心理状況、覚醒状況は僅かしか反映されておらず、欧米では疑似科学として検証はされていない。
ガルヴァニック皮膚反応のセオリーは長年嘘発見器にも応用されたが、信憑性に乏しく、発汗レベルの計測に対し、ポリグラフを使用した装置には及ばない。また最近ではロシアの研究者が自動車等の運転時の覚醒時に起きるコンダクタンスレベルを計り、居眠り防止用にも研究もされているが、エビデンスそのものがなく、その精度はまだ実用性に至っていない。
- ^ Boucsein, Wolfram (2012). Electrodermal Activity. Springer Science & Business Media. p. 2. ISBN 978-1-461-41126-0 2015年10月20日閲覧。
- ^ Critchley, Hugo D. (April 2002). “Book Review: Electrodermal Responses: What Happens in the Brain”. The Neuroscientist 8 (2): 132–142. doi:10.1177/107385840200800209. PMID 11954558 2015年4月15日閲覧. "Electrodermal activity (EDA) is now the preferred term for changes in electrical conductance of the skin, including phasic changes that have been referred to as galvanic skin responses (GSR)"
- ^ Boucsein, Wolfram (2013-04-17). Electrodermal Activity. Springer Science & Business Media. p. 1. ISBN 9781475750935