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'''ボタンタケ科'''は[[フンタマカビ綱]][[ボタンタケ目]]に属する[[菌類]]の[[科 (分類学)|科]]。'''ニクザキン科'''とも。ボタンタケ科の種は一般的には明るい色を持っていることで知られており、黄色、オレンジ、赤等の明るい色の種がよく知られているが、そうでないものも存在する。閉子嚢殻を子座([[:en:Ascocarp|Ascocarp]])といわれる構造の中に多数作るのが特徴である。この科に属する[[カエンタケ]]は毒性が強いことで知られている。[[トリコデルマ]]は[[ボタンタケ属]]に対応する[[不完全菌類]]でごく普通、時にキノコ栽培に被害を出す。 |
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== 学名 == |
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ボタンタケ科はもともと有性世代に対して命名されたものである。タイプ属は{{snamei|Hypocrea}} {{AUY|Fr.|1825|bio=bot}}であるが、対応する無性世代の{{snamei|Trichoderma}} {{AUY|Pers.|1794|bio=bot}}のシノニムとみなされる。このため{{snamei|Trichoderma}}をタイプとする科名として'''トリコデルマ科''' {{sname|Trichodermataceae}} {{AUY|Fr.|1825|bio=bot}}が先名権を持つが、科名としてはボタンタケ科を保存名とすべきだと提案されている。<ref name="Rossman2013">{{cite journal|author=Rossman ''et al.''|year=2013|title=Genera of Bionectriaceae, Hypocreaceae and Nectriaceae (Hypocreales) proposed for acceptance or rejection|journal=IMA Fungus|volume=4|issue=1|pages=41–51|pmc=3719205|pmid=23898411|doi=10.5598/imafungus.2013.04.01.05}}</ref> |
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== 下位分類 == |
== 下位分類 == |
2016年8月17日 (水) 04:48時点における版
ボタンタケ科 | ||||||||||||||||||
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アワタケヤドリ
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分類 | ||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||
Hypocreaceae De Not. (1844) | ||||||||||||||||||
属 | ||||||||||||||||||
など |
ボタンタケ科はフンタマカビ綱ボタンタケ目に属する菌類の科。ニクザキン科とも。ボタンタケ科の種は一般的には明るい色を持っていることで知られており、黄色、オレンジ、赤等の明るい色の種がよく知られているが、そうでないものも存在する。閉子嚢殻を子座(Ascocarp)といわれる構造の中に多数作るのが特徴である。この科に属するカエンタケは毒性が強いことで知られている。トリコデルマはボタンタケ属に対応する不完全菌類でごく普通、時にキノコ栽培に被害を出す。
学名
ボタンタケ科はもともと有性世代に対して命名されたものである。タイプ属はHypocrea Fr. (1825)であるが、対応する無性世代のTrichoderma Pers. (1794)のシノニムとみなされる。このためTrichodermaをタイプとする科名としてトリコデルマ科 Trichodermataceae Fr. (1825)が先名権を持つが、科名としてはボタンタケ科を保存名とすべきだと提案されている。[1]
下位分類
2014年末の時点で編纂されたOutline of Sordariomycetes[2]によると以下の属が含まれる。
参考文献
- ^ Rossman et al. (2013). “Genera of Bionectriaceae, Hypocreaceae and Nectriaceae (Hypocreales) proposed for acceptance or rejection”. IMA Fungus 4 (1): 41–51. doi:10.5598/imafungus.2013.04.01.05. PMC 3719205. PMID 23898411 .
- ^ Maharachchikumbura et al. (2015). “Towards a natural classification and backbone tree for Sordariomycetes”. Fungal Diversity 72: 199-301. doi:10.1007/s13225-015-0331-z.