競輪の戦法

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競輪の戦法(けいりん の せんぽう)では、競輪選手が勝利する為の三つの戦法(自力戦法型、他力戦法型、自在型)について説明する。

自力戦法型タイプ[編集]

  • 逃げ
打鐘前後(ラスト一周半)から先頭位置にいて、そのまま逃げる戦法。
  • かまし先行
打鐘前は中盤以降に待機していて、打鐘位から一気にスパートしていきなり先頭になりそのまま逃げる戦法。
  • 捲くり
打鐘後(ラスト一周)で1コーナー以降で一気にスパートして抜き出す戦法。
  • 番手捲くり
逃げた選手の番手から捲くること(あまり早く捲くると逃げた選手がシンガリ負けになることが多い)

他力戦法型タイプ[編集]

  • 追い込み
自分の前にいる選手を直線だけで抜く戦法。
  • 捲り追い込み
自分の前にいる選手を4コーナーあたりから抜く戦法。
  • マーク
自分の前にいる自力型選手をゴール直前に抜く戦法。

自在型タイプ[編集]

  • 何でもこなせる選手

その他の戦法[編集]

  • 切り替え
逃げた選手が抜かれたので、抜いた選手の後ろにつく戦法。または、逃げた選手を捲くりにいった選手の後ろにいたが抜けないので、逃げた選手の方につく戦法。
  • イン待ち
逃げる選手を打鐘前まで1番先頭で走り待ち自分がその選手の後ろに単独で付く戦法。
  • イン粘り
逃げる選手を打鐘前まで1番先頭で走り待ちその選手の後ろをインコースで他の選手と取り合う戦法。
  • 競り
ある一定の選手の後ろを2車又は3車並走して位置を奪い合うこと。勝負所では、身体の一部(頭・肘・肩)または自転車を合わせて位置を奪う事が多い。当然選手の見方ではイン競り(インコースの選手)とアウト競り(アウトコースの選手)とがあるが、イン競りの方が有利である。

外部リンク[編集]