「日局クレオソート」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
Eno (会話 | 投稿記録)
クレオソート 2006年12月9日 (土) 14:40 (JST) 版より分割。すぐにスタイル修正します。
 
Eno (会話 | 投稿記録)
スタイル修正
1行目: 1行目:
* [[ブナ]]などを[[乾留]]させる際に水蒸気とともに留出する油層(木タール)を蒸留して得られる木クレオソート
'''日局クレオソート'''は、 [[ブナ]]などを[[乾留]]させる際に[[水蒸気]]とともに留出する油層(木タール)を蒸留して得られる、淡黄色で[[燻製]]のような臭いのある油状の液体。[[日本薬局方]]に収載されていることから、[[クレオソート油]]と区別するために「日局」をつけて呼ばれる。'''木クレオソート'''ともいう。


木クレオソートは[[日本薬局方]]に収載されていることから、'''日局クレオソート'''とも呼ばれ、淡黄色で燻製のような臭いのある油状の液体である。多環芳香族炭化水素はほとんど含有していない。その代わりに木材中の糖類などが熱分解して生成した環状ケトンなどを含有する。[[正露丸]]などの鎮痛服用薬として用いられている。こちらもやはり<u>発がん性の指摘があるフェノール類を含有していることから安全性を懸念する声がある。</u>{{要出典}}
[[多環芳香族炭化水素]]はほとんど含有せず、木材中の糖類などが熱分解して生成した環状ケトンなどを含有する。[[正露丸]]などの鎮痛服用薬として用いられている。

== 参考文献 ==
* 木クレオソートの止瀉作用についての新しい知見 [http://yakushi.pharm.or.jp/FULL_TEXT/125_12/pdf/937.pdfhttp://yakushi.pharm.or.jp/FULL_TEXT/125_12/pdf/937.pdf]

[[Category:医薬品|にちきよくくれおそーと]]

2006年12月16日 (土) 17:00時点における版

日局クレオソートは、 ブナなどを乾留させる際に水蒸気とともに留出する油層(木タール)を蒸留して得られる、淡黄色で燻製のような臭いのある油状の液体。日本薬局方に収載されていることから、クレオソート油と区別するために「日局」をつけて呼ばれる。木クレオソートともいう。

多環芳香族炭化水素はほとんど含有せず、木材中の糖類などが熱分解して生成した環状ケトンなどを含有する。正露丸などの鎮痛服用薬として用いられている。

参考文献

  • 木クレオソートの止瀉作用についての新しい知見 [1]