「兵児帯」の版間の差分

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'''兵児帯'''(へこおび)とは日本で用いられる男帯の一種。
'''兵児帯'''(へこおび)とは[[日本]]で用いられる男[[]]の一種。


大幅(約74センチ)もしくは中幅(約50センチ)の一枚の帯地をしごいて締める。
大幅(約74センチ)もしくは中幅(約50センチ)の一枚の帯地をしごいて締める。
子供向け(男女兼用)の兵児帯は「三尺」の別名があり、色鮮やか。
子供向け(男女兼用)の兵児帯は「三尺」の別名があり、色鮮やか。


名前の由来は、薩摩の若い男性を指す「兵児」(元は薩摩弁で褌を指すが、褌を身につけても良い年齢<参照:[[通過儀礼]]>になった若者のことも指す)から。
名前の由来は、[[薩摩]]の若い男性を指す「兵児」(元は薩摩弁で[[]]を指すが、褌を身につけても良い年齢<参照:[[通過儀礼]]>になった若者のことも指す)から。
名前からも分かるとおり、薩摩の若者の普段使いの帯として生まれて、手軽に結べることから全国に広がった。
名前からも分かるとおり、薩摩の若者の普段使いの帯として生まれて、手軽に結べることから全国に広がった。
本来男帯だが、現在では若い女性の着物ブームから、女性が浴衣のときに結ぶ帯にも用いるようになりつつある。
本来男帯だが、現在では若い女性の着物ブームから、女性が[[浴衣]]のときに結ぶ帯にも用いるようになりつつある。

[[Category:和服|へこおひ]]

2006年6月5日 (月) 09:23時点における版

兵児帯(へこおび)とは日本で用いられる男の一種。

大幅(約74センチ)もしくは中幅(約50センチ)の一枚の帯地をしごいて締める。 子供向け(男女兼用)の兵児帯は「三尺」の別名があり、色鮮やか。

名前の由来は、薩摩の若い男性を指す「兵児」(元は薩摩弁でを指すが、褌を身につけても良い年齢<参照:通過儀礼>になった若者のことも指す)から。 名前からも分かるとおり、薩摩の若者の普段使いの帯として生まれて、手軽に結べることから全国に広がった。 本来男帯だが、現在では若い女性の着物ブームから、女性が浴衣のときに結ぶ帯にも用いるようになりつつある。