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'''嫌子'''(けんし)とは[[行動分析]]における概念一つ。弱化子、嫌悪刺激とも言う。一般にはある行動直後提示されによってその行動生起頻度を減す働きをす刺激を指す
'''嫌子'''(けんし)とは[[行動分析]]における罰、負の強化の[[行動随伴性]]を説明する際に混乱を避けるため作られた造語。弱化子、罰子、嫌悪刺激、罰刺激とも言う。罰は、嫌子出現弱化言い換えられ強化は、嫌子消失による強化と言い換える。
嫌子出現による弱化は、行動の直後に嫌子が出現したり、増加する事によりその行動の頻度を減少させ、嫌子消失による強化は、行動の直後に好子が出現したり、増加する事によってその行動の頻度を増加させる。ここでいう行動の直後は、[[60秒ルール]]の指針に従い、行動後60秒以内とする。


== 関連項目 ==
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2016年5月12日 (木) 16:04時点における版

嫌子(けんし)とは行動分析学における正の罰、負の強化の行動随伴性を説明する際に混乱を避けるため作られた造語。弱化子、罰子、嫌悪刺激、罰刺激とも言う。正の罰は、嫌子出現による弱化と言い換えられ、負の強化は、嫌子消失による強化と言い換えられる。 嫌子出現による弱化は、行動の直後に嫌子が出現したり、増加する事によりその行動の頻度を減少させ、嫌子消失による強化は、行動の直後に好子が出現したり、増加する事によってその行動の頻度を増加させる。ここでいう行動の直後は、60秒ルールの指針に従い、行動後60秒以内とする。

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